とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

「ごめんなさい」と「すいません」

 午前中の散歩が長引き、正午過ぎに家に帰ってきた。昼食は豚肉を解凍し、野菜類を切って、あんかけラーメンを作った。出来上がったのは12時半近く。妻とともに食べようとしたその時、突然電話がかかってきた。受話器を取って「はい、○○です」と告げると、「中部電力の電気料金が・・・」と話し始めた。なんだ、営業の電話か。お腹もすいていたし、ちょうどラーメンができあがったところ。「今、介護中なので、じゃあ」と言って電話を切った。

 すると再び電話がかかる。今度は無言。同じところか。すぐに電話を切った。すると再び電話が鳴る。即切りした。再び電話。即切り。また電話。同じことを重ねてもしょうがないと思い、受話器に耳を当てると、「この電話は録音をしていますよ。あなた、今、失礼なことを言ったでしょ。謝りなさい」と40代位の男性の声が聞こえる。切ろうかと思ったが、またかかってくると面倒くさいので「ごめんなさいね」と言った。すると「『ごめんなさい』ではなく『すいません』だろ」と言う。

 ??? 「ごめんなさい」と「すいません」では、「ごめんなさい」の方が謝罪度は高いと思い、あえて「ごめんなさい」と言ったのに、「『すいません』と言え」と言う。面倒くさいので「すいません」と言った。すると、「こっちは録音をしているんだ。さっきは『じゃま』と言っただろ」と言う。電話を切るときに「じゃま」なんて言葉を使う習慣はないので、たぶん「じゃあ」と言ったのを聞き間違えたのだと思う。が、抗弁してもしょうがないので「私の言葉であなたが傷ついたのであれば、申し訳ありません」と話したら、電話が切れた。

 何なんだ! 営業電話で、相手に謝らせるなんてあるのか! しばらく怒りのために箸を持つ手が震えて、ラーメンが食べられなかった。

 何とか落ち着きを取り戻し、食事を終えたが、怒りが収まらず。中部電力ミライズに苦情を申し入れようとHPを見たが、「お問い合わせ」のページはあっても、苦情申し立てのページはない。不審電話や迷惑電話については、電気料金メニューを扱っている販売代理店の一覧があり、「会社名・部署名などをご確認後、不審に思われた場合は、下記までお問い合わせください。」とあって、電話番号が書かれている。しまった。会社名や担当者名まで確認しなかった。ということで、ブログに書いて、怒りを鎮めることにした。

 それにしても、「ごめんなさい」と「すいません」ではどちらがより謝罪度が高いのだろう? 「申し訳ありません」と言ったら電話を切ったから、彼的には「申し訳ありません」が最も謝罪度が高かったのかもしれない。でも私の感覚としては「ごめんなさい」が最も個人の心情を吐露していて、謝罪度が高いように感じる。「申し訳ありません」は儀礼的だし、「すいません」も何が済まないのかよくわからない。まあ、そんなことより、こんな電話自体が大問題だと思うのだが。もう、プンプン!