とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第16節 名古屋グランパスvs.京都サンガ

 前節はサガンに快勝。FC東京戦に続く複数得点の勝利で5位まで順位を上げてきたグランパス。ミッドウィークのルヴァン杯横浜FCに3-1と勝利している。今節の相手は5連敗中、最下位のサガン。勝って上位に食らい付いていきたいゲームだ。

 グランパスの布陣は3-4-3。パトリックをトップに、永井と森島のシャドー。中盤は椎橋と稲垣のダブルボランチに、右WB和泉、左WB小野。CBは右から吉田、ハチャンレ、三國。GKはランゲラック。一方。サンガの布陣は4-3-3。腹をトップに、右FW豊川、左FW松田の3トップ。中盤は金子をアンカーに、右IH川崎、左IH平戸。DFは右SB福田、左SB佐藤。宮本と麻田のCBに、GKはクソンヨンがゴールを守る。

 序盤からサンガが積極的に前からプレスをかけていく。6分には左IH平戸の縦パスを右FW豊川が落とし、CF原がシュート。GKランゲラックがセーブする。グランパスは16分、左WB小野のクロスをCFパトリックが合わせてダイレクトでシュートするが、CB宮本がブロック。20分には左CB三國のサイドチェンジから右WB和泉がカットインしてミドルシュートを放つが、枠は捉えられない。

 サンガの速いプレスをかわして、グランパスも積極的に攻める好ゲームだったが、28分、左WB小野が足を痛め、右WB中山の投入を余儀なくされた。和泉が左WBに回る。サンガは29分、右GW豊川が右に流すと、右IH川崎の縦パスからCF原がシュート。DFがブロック。グランパスも32分、左WB和泉のスローインからCH椎橋がシュートを放つが枠は捉えられない。さらに34分には、CH稲垣から右FW森島が繋ぎ、CFパトリックの落としを左FW永井が流して、右FW森島がシュート。しかしゴール左に外れた。

 そして35分、右SB福田のロングスローをCF原がDFと競り合いつつ落とすと、左IH平戸がループでスルーパス。右FW豊川が走り込み、そのままボレーシュートで合わせる。ゴール。サンガが先制点を挙げた。するとサンガがいよいよ勢いづく。37分、左IH平戸がミドルシュートグランパスも38分、右WB中山がクロスを送るが、CFパトリックに届かない。43分、サンガは左IH平戸がFKをゴール前に送り込むと、パトリックのヘディングクリアがバーを叩いた。あわやオウンゴール

 45+4分、右FW森島のサイドチェンジから左FW永井がシュート。しかしわずかにポストの左。サンガも45+6分、右FW豊川の落としから左IH平戸の縦パスに右IH川崎が走り込み、シュート。GKランゲラックがファインセーブで弾き出す。前半はこのままサンガの1点リードで折り返した。

 後半最初、グランパスは吉田を下げて、右CBに内田を投入する。キックオフ直後の1分、CH稲垣のスルーパスに右WB中山が走り込み、クロスを入れるが、ゴール前には合わない。その後はサンガが積極的に前からプレス。6分には右SB福田の仕掛けを左WB和泉が倒し、PAすぐ右でFKを与える。左IH平戸のFKのクリアを左SB佐藤がミドルシュート。バーを叩いた。危ない! さらに8分には右FW豊川の突破をCB三國が身体をぶつけてPA内で倒す。豊川が速く、三國のショルダーは豊川の背中を押したように見えたが、VARの結果、PJは取らなかった。危ない、危ない!

 それでもグランパスは10分、右CB内田の縦パスに右WB中山が走り込み、クロスに左FW永井がヘディングシュート。だがGKクソンヨンがナイスセーブ。すると12分、グランパスはパトリックと永井を下げて、CF山岸、右FWユンカーを投入。森島が左FWに回る。サンガも15分、豊川を下げて、右FW宮吉を投入する。すると18分、CF山岸が右前にフィード。右WB中山が走り込み、戻しを右CB内田がクロス。左WB和泉が走り込むが、手前でDFがクリアした。

 30分、サンガが右IH川崎の落としから左FW松田がシュート。そしてその直後、グランパスはCFユンカーがゴール右サイドで粘ってキープすると、戻しのパスをCH椎橋がミドルシュート。CB宮本がヘディングでクリアしようとするが、逆にコースが変わって、そのままゴールに飛び込んだ。ようやくグランパスが同点に追い付いた。同点に追い付いて、さらに攻め込むグランパス。32分には右WB中山の縦パスに右CB内田が走り込み、クロスにCF山岸がシュート。だがポストの左に外れる。

 36分、グランパスは和泉に代えて、左WB倍井。37分、サンガも原を下げて、CF山崎を投入する。42分、左CB三國がDFの当たりに負けずにドリブルで前に運ぶと、CF山岸が右に流し、右FWユンカーのクロスにCH稲垣がシュート。だがDFが寄せて、枠は捉えられず。その後もお互い勝利を狙って攻め合うが、最後までゴールは訪れず。結局、ゲームは1-1のドローに終わった。

 最下位のサンガに勝ち点3を挙げられなかったことは少し残念。首位ゼルビアは好調にまた勝利を挙げ、その勝ち点差はまた広がったが、3位ヴィッセルがまた負けたことで、3位との勝ち点差は3に縮まった。次節はアウェイで苦手のフロンターレ戦。でも今季のフロンターレは15位となかなか波に乗り切れない感じ。今度こそ勝ち点を挙げて、上位に食らい付いていきたい。次こそ山岸にゴールを期待したい。