とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

初めての新型コロナ罹患はけっこう辛かった。

 新型コロナの流行からはや4年。その間、わが家では誰もコロナに感染することなく過ごしてきた。ところがついに先週の半ば、私、続いて妻と新型コロナに罹患。その顛末を報告する。

 最初に違和感を持ったのは先週の水曜日。前日の夜、眠いのになかなか寝付けずに悶々として時間を過ごした末、夜中の1時半位に目が覚めた。身体が火照っているので気になって体温を測ると37.7度。これはいけないと、ロキソニンをのんで寝た。その後は朝までしっかり眠ることができたが、朝になって再び体温を測ったら37.0度。やはり調子が悪い。その時は「風邪かな」と思い、改源をのんだ。

 しかしその後も一向に体調は戻らない。水曜日はかかりつけの内科は休診。妻の通院や買い物などは娘がやってくれ、私は1日、布団の上でゴロゴロ、うとうと。夕方になって再び体温を測ると、38.1度。やれやれ。再びロキソニンをのんで寝た。

 木曜日になって、朝、熱を測ると36.8度。少し下がってきたか。10時位に行きつけの内科へ行き、受付で体調を告げると、「念のため車で待っていてほしい」とのこと。この時に「新型コロナとインフルエンザの検査をしますか?」と聞かれたが、「万一、陽性になると翌日の仕事に差し支えるので、やめたい」と希望。「検査した方がいいですか?」と聞いたら「先生と相談してください」と言われた。だが、診察では、喉の奥を見て、「それほど酷くはない」と言われ、検査のことは特に言われず、トラネキサム酸カプセルとカロナールが処方された。

 ところが、正午になると再び熱が上昇。38度。それで再びロキソニンをのんで、横になる。午後になるといったん熱は下がったが、夜9時にはまた発熱。38.1度となり、再びロキソニンをのんで眠った。

 金曜日は大学で講義の日で、休講にすると後日、補講をする必要があるため、できれば休みにしたくなかった。でも朝からまた発熱。また昨夜あたりから喉が痛くなり、声が出にくい。あきらめて休むことにする。しんどい中、休講のための手続きを行い、娘の付き添いで、耳鼻咽喉科へ行く。クルマで待って新型コロナの検査を行い、結局「陽性」の宣告。抗生剤とポンタールが処方された。

 当分、自宅隔離ということで、私が籠る寝室は変わらず、妻のベッドを居間に移動した。夜になり、娘が雑炊を作ってくれたが、喉が痛く、のみ込むのが辛くてほとんど食べられない。水を飲むのもつらい。夜はロキソニンをのんで眠った。

 土曜日になってもまだ喉が痛い。薬をのむのも大変で、ヨーグルトに包んでのみこむ。そうして寝込んでいたところが、夕方、妻が38度の発熱。やれやれ、うつった? 娘が再び妻のベッドを私のいる寝室に戻し、夫婦で隔離生活をすることになった。妻は、熱はあったが、身体はけっこう元気。しかし咳が酷い。夜、眠れないのではと心配したが、眠れば意外に咳も治まっている。一方、私はその横でなかなか眠れず、気持ち悪さを我慢する。熱は37.4度で収まっていて、何とか朝まで我慢した。

 夜明け前に眠ったら、熱は36度台に下がっていた。しかし妻の咳がうつったか、咳が出るようになる。のどの痛みはだいぶ治まってきた。ちなみにこの頃から、TVerNHKプラスを利用できるように会員登録などをし、居間のブルーレイレコーダーに録画はしたけど、観ることができないテレビ番組などの視聴を試みる。しかし午後にはまた37.7度の発熱。ポンタールをのんで眠る。

 月曜日。症状が出始めた水曜日から数え始めて6日目。隔離最終日。午前中は仕事の準備をする。妻は娘に連れられて、かかりつけの内科へ行く。残念ながら私に続いて、コロナ陽性。重症化リスクがある妻は、咳止めやカロナールの他、2.5万円近くする特効薬が処方された。ただし、医師曰く「のんでも重症化しないだけで、症状を緩和するものではない」とのこと。結局、その後、重症化しなかった妻には、薬が効いたということなのだろう。

 私は、午後にまた37.8度の発熱。ポンタールをのむ。夕方には熱が引いたが、咳が酷いので、翌日の午前中、再び耳鼻咽喉科へ行く。咳止め薬などを処方。でも隔離は「熱が出なくなってから2日間は続けてください」とのことで、もうしばらく隔離が続くことになった。でもようやく発熱はなくなった。午後は仕事の準備や調整などをして過ごし、夜はTVerで代表のシリア戦を観た。

 続く水曜日も何とか発熱することなく過ぎる。よかった。こうして無事、木曜日には通常生活に戻ることができた。ちなみに、妻は発熱した土曜日から数えて6日間。木曜日まで部屋に籠り、金曜日から通常生活に戻った。

 これまで、新型コロナなんて大してことないのではないかと思っていたが、6日間も38度近い熱が続くと、やはりかなりしんどかった。それでもよくなってよかった。それから、隔離生活の中でTVerNHKプラスの利用方法を覚えることができたのも、コロナになって唯一よかったと思えることかな。でも、もう2度とコロナには罹りたくない。娘にうつらなかくてよかった。隔離期間も娘のお陰で何とか無事に過ごすことができた。どうもありがとう。

 PS.

 予想外に、1日2000件近いアクセスがあり、びっくりした。それで、その後も顛末も少し書いておこう。

 まず、その後、いったん体調は戻ったような気がしたが、土曜日あたりからまた身体がしんどい。具体的には、右肩甲骨のあたりが痛くなった。これは単に筋違いかもしれないが、痰が酷い。それで、痰を出そうと咳き込むと、右の背中に激痛が走る。体温は36.6度なので平熱だが、何となく、身体が重い。

 昨夜は、右肩甲骨には湿布をし、枕元には起きなくても痰が出せるよう、洗面器を置いて、寝た。それでも3時間おきに目が覚めたが、何とか朝はやって来た。今日もしんどい。これは新型コロナの後遺症なのか。それとも単なる夏風邪か。娘は「病院へ行ったら!」と言うけれど、もう少し様子を見てみよう。大丈夫かな。