今週末でいよいよプレミアリーグも今シーズンの幕を閉じる。マンUがブラックバーン相手に後半PKを入れてのドローと、いかにもマンUらしいゲームで優勝を決定。チェルシーも12位のニューカッスルに2-2のドローと今シーズンを象徴するような煮え切らない結果。そしてアーセナルもホームながら14位のアストンビラ相手に1-2で敗戦。ゲーム内容も今シーズン何度も見てきたのと同じ。攻めども攻めどもゴールにならない、もどかしいゲーム展開だった。
立ち上がりからアストンビラが厳しいプレスをかけてきた。そして11分、CKのクリアから最後方にいたウx−カーのフィードを受けたベントが胸トラップからシュート。一瞬のカウンターからアストンビラが先制点を挙げる。
さらに15分にもアシュリー・ヤングのスルーパスにベントが抜け出しシュート。あっという間に2-0。CBスキラチ、大丈夫か。昨年の8月以来、久しぶりにフェルメーレンが復活したが、コシエルニとジュルーがケガで欠場。セスク、ナスリにクリシーも負傷欠場。だが左SBにギブスが入った他は、ウィルシャー、ラムジー、ソングの中盤に、ファンペルシー、アルシャビン、ウォルコットの3トップとメンバーに遜色はない。問題は立ち上がりのポカ。集中力の欠如か。
25分、ウォルコットがソングのスルーパスに抜け出しライン際からクロスを入れると、ようやくアーセナルがゴールに迫る。30分、スキラチのフィードにラムジーが抜け出し倒れるがPKならず。ダンが足を蹴ったように見えたが・・・。アーセナルはこういうシーンが多い。
31分にもウィルシャーがボールを奪いドリブルからスルーパスにファンペルシーがシュート。36分、ウィルシャーのスルーパスを受けたファンペルシーがゴール前で切り返しシュートを放つが、ポストを叩く。37分にはCKにフェルメーレンがヘディングシュート。しかし攻めども攻めどもゴールが遠い。
後半初めからCBのスキラチに代えてトップにシャマックを投入。ソングが下がってCBを務めるが、ほとんどボランチの位置で構えて積極的に上がっていく。アストンビラはキックオフ直後にロングシュートを放つと、33秒にはソングのミスを拾ってベントがシュート。立ち上がり積極的な姿勢を見せるが、すぐにアーセナルが攻勢に立つ。
2分、アルシャビンがシュート。3分、シャマックがウォルコットとのワンツーでゴール前に迫る。13分、ギブスがファンペルシーとのワンツーで切れ込みシュート。さらに15分、ウィルシャーのドリブルからファンペルシーがシュート。17分にはアルシャビンに代えてベントナーを入れると、その直後、CKをベントナーが落とし、ウォルコットがシュート。しかしどうしても得点にならない。
細かいパス回しに相手チームはブロックを作って中央を固め、シュートを打ってもDFの誰に当たってしまう。いつものシーン。そしてカウンターから攻め込まれる。29分、ダウニングがドリブルで長駆持ち上がり、デルフを経由してA.ヤングがシュート。GKシュチェスニーが好セーブ。はね返りをダウニングが拾って再びシュート。これもシュチェスニーがよく反応した。
その直後、アーセナルもベントナーからファンペルシーとつなぎ、ウォルコットがシュートを放つと、31分、ベントナーからウォルコットのクロスにシャマックが飛び込みヘディングシュートをゴールにたたき込む。当然ゴールと思ったが、シャマックがジャンプした際にDFを押したということでノーゴールの判定。これもアーセナル戦ではよく見る光景。どうしてこうなるんだろう。
33分にはギブスからシャマックがシュート。そして終了間際の44分、サーニャのクロスをベントナーが受けてDFと競り合ったこぼれ球にファンペルシーが反応してシュート。ようやくゴールを入れた。が、もう時間がない。結局これでゲームセット。アーセナルのホームでの最終戦も煮え切らない内容で終えることになった。
これでついに4位転落。4位ではCLで予備予選が必要になってしまう。最終戦はアウェイでフラム戦。最後くらいはスカッとしたアーセナルらしいゴールラッシュを見てみたいが、最近のアーセナルでは難しいかもしれない。どうしたアーセナル。がんばれよ。