とんま天狗は雲の上

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クルル 前節に続いて神懸かりセーブを連発するも、最後は力尽く

 プレミア4位と依然好位置をキープするニューカッスル。マンC、マンUに続くチェルシー戦もGKクルルの神懸かりセーブ連発でいいゲームが続いたが、最後は連続失点で力尽き、3-0と完敗した。
 ゲームは終始ニューカッスルがパスをつないで攻め、チェルシーががっしり守ってカウンターを狙う展開。4分、ロベンクランズのスルーパスにバが抜け出しかけるが、CBダビド・ルイスが倒してイエローカードニューカッスルの選手たちはレッドカードを要求するきわどいプレー。
 だがチェルシーはストゥーリッジが絶好調。13分、ストゥーリッジのドリブルをキャベイユが倒してPK。だが、ランパードの蹴ったPKはGKクルルがスーパーセーブ。
 16分、マタのパスからストゥーリッジのシュートはポストに当たる。20分、ストゥーリッジがミドルシュート。22分、マタのスルーパスにストゥーリッジが抜け出してシュート。またもクルルがナイスセーブ。23分にもシュート。
 ニューカッスルも24分、キャベイユが右に流しロベンクランズのクロスをバがシュート。だが、チェフが止める。この後、ニューカッスルの守備の要、コロッチーニが足の不調を訴え、28分パーチと交代する。30分、マタのクロスはドログバの前で左SBライアン・テイラーがブロック。ドログバも全盛期から大分衰えてきたようだ。34分、ボランチ、ガスリーのクロスにバがヘディングシュート。ポストにはね返される。
 そして38分、A.コールのスローインからマタのクロスにドログバがヘディングシュート。さすがにこれは止め切れない。41分にもランパードのスルーパスからストゥーリッジがシュートを放つが、今度はGKクルルがナイスセーブ。
 後半早々、ニューカッスルはベンナルファに代えてショル・アメオビを投入。前半同様、ニューカッスルがパスを回し、チェルシーがカウンター狙い。7分、右SBイバノビッチのクロスにドログバの強烈なシュート。だがサイドネット。10分、キャバイユのCKにバ、の前にドログバが入り込み、ヘディングするもバーに当たる。危ない。しかしそのこぼれ球をストゥーリッジが拾い長駆ドリブル。最後はラミレスがシュートするが、またもクルルがナイスセーブ。
 チェルシーは15分、ランパードに代えてメイレレス、29分マタに代えてカルー。ニューカッスルも26分、ロベンクランズに代えてショルの弟のサミー・アメオビを投入。27分、ストゥーリッジの縦パスからマタがシュート。29分、右SBシンプソンのクロスにバとGKが競り合い、こぼれ球をサミー・アメオビがシュート。テリーがライン上で防ぐ。
 さらに34分、ドログバに代えてフェルナンド・トーレスを投入。35分、ショル・アメオビが縦パスを受けて反転シュート。これがバーに当たり、はね返りを弟のサミー・アメオビがシュート。今度はGKチェフが防ぐ。逆に38分、メイレレスからカルーをつないで最後はストゥーリッジがシュート。またもクルルが止める。
 ニューカッスルの攻撃もマンCの前にはゴールにならず、このまま1-0で終わるかと思った後半44分。中盤の底、ロメウからの長いフィードにF.トーレスが抜け出してドリブル。最後はDF陣に止められるが、そこから中に回してカルーがシュート。GKクルルが手に当てるが、ボールはゴールに吸い込まれていく。ついに突き放すと、ロスタイム2分、ストゥーリッジがドリブルから切り返してシュート。GKクルルを抜いてゴール。3点目。
 終わってみればチェルシーが3-0で完勝。しかし2点目までの50分間、ニューカッスルもよくがんばった。特にクルルの活躍は目を惹く。これでニューカッスルもまた順位を下げてしまうだろうが、その健闘は称賛に値する。できればコロッチーニのケガが大したものでないように。ニューカッスル快進撃の最大の立役者の一人はコロッチーニと言っても過言ではないから。