とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

小沢代表の辞任

 今夕、突然、小沢代表が辞任を表明した。民主党は英断を評価。自民党を始め公明党社民党は批判。国民新党の亀井幹事長だけが辞任の真意を踏まえた冷静なコメントを述べていた。
 辞任の目的は、西松建設問題ではなく、総選挙に戦える体制整備であり、解散が8月以降にずれ込む情勢では、今のまま小沢代表で行くより、新たな顔を立て、できうれば新代表で功績を上げて選挙に臨みたい、という思惑だろう。
 本人は、西松建設問題にやましいことはないと言っていたのだから、私は辞める必要はないと考えていたが、どうもそれは少数派のようだから、今この時期に決断することは理解できるし、辞めるのであれば早いに越したことはない。問題は辞任に対する批判の痛手がどれほどのものかということだろうが、現代表で選挙に臨むマイナスと、今辞任することによるマイナスを考量した結果の決断だろう。その結果を今予測することはできないが、ありうる判断だと思う。
 それにしても、それほどまでして得たい(若しくは、それほどまでして守りたい)「政権」でどんな日本をつくってくれるのか。それこそが一番聞きたいことなのに。