とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

小笠原、平山は当確 こぼれるのは誰?

 小笠原、平山招集で注目を集めた日本代表ベネズエラ戦は、両名が期待以上の可能性を示した。
 先発で出場した小笠原だが、前半の最初はベネズエラのプレスが早く、日本の中盤は連携がイマイチで、パスミスやパスの送り先を探す場面が何度も見られた。
 前半9分、ゲーラのクロスに17歳のCFアリステギエクス(とても17歳には見えなかったが)がヘッドで合わすが、楢崎がらくらくセーブ。
 日本はなかなかチャンスを作れない状況が続くが、15分に憲剛のパスを小笠原がチェックをかわしてミドルシュートを放ってから、ようやく日本ペースでゲームを展開できるようになった。18分には岡崎の落としから憲剛がミドルシュート。28分には憲剛のショート・コーナーから大久保のクロスに小笠原が飛び込む。29分には徳永のクロスの岡崎。32分には小笠原のスルーパスに岡崎がシュート。GKが弾いたところを大久保が詰めるが、ゴールならず。42分には小笠原から憲剛のクロスに闘莉王がオーバーヘッド。
 しかしゴール前まではなんとか辿り着くものの、決定的なチャンスと言うにはほど遠い。後半に入っても、大久保は下がってボールを触りたがり、岡崎はほとんど孤立状態。中盤で詰まって、ミドルシュートを放つという同じような展開。2分、長友から大久保のミドル。4分には稲本の落としから小笠原のミドル。
 ようやく後半13分。憲剛に代えて平山を投入。ここから少し可能性が広がった。さっそく18分には大久保のクロスに平山がヘッド。19分には岡崎がこの試合初めてポストになって、稲本がシュート。24分には稲本、大久保のパス交換から平山がサイドにパス。これを稲本がクロスのようなシュートのような。25分には大久保のクロスに平山が囮になって岡崎がヘッド。
 金崎や駒野、佐藤などを投入した後半30分過ぎには、駒野のクロスに佐藤がヘッドで合わす場面が2回ほど見られた。
 小笠原はまるで何年もこのチームでやっていたような落ち着きとゲームを作る動きを見せて悠々合格点。平山も待望のポストをこなせる選手の登場という期待を違わぬ動きを見せた。逆に、俊輔や松井、本田がこのメンバーでどういう役割を果たせるのかと考えてしまう。
 もちろん相手によって引き出しは多い方がいいし、変化を付けるという意味では俊輔等に期待することは大きいが、一気に当確候補の登場でメンバー争いも新たな局面に入った。例えば小野や石川、金崎、香川らは厳しいかな。玉田も大久保がここまで広いプレイを見せれば、佐藤らとスパーサブ争いということかもしれない。
 ということで、私の中での現時点でのベストメンバーと代表23人枠は、以下のとおりです。

  森本(平山) 岡崎(大久保)
遠藤(松井)   憲剛(俊輔・本田)
  稲本(小笠原) 長谷部
長友(駒野)   徳永(内田)
 闘莉王(岩政) 中澤(今野)
   楢崎(川島・西川)