とんま天狗は雲の上

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テレビの過剰な警報表示は何とかならないか

 昨日は1日テレビ画面の一画に津波警報の表示が点滅してうるさいことこの上なかった。最近は遠方の小さな地震でも速報のテロップが流れ、うっとうしいと思うことがよくある。この種の表示や放送については、放送局全体がバッシング忌避による思考停止状態になっているようだ。それでも普段は一時的な告知で終わるが、昨日は朝の10時頃から夜まで、どの局のどの番組も表示されていた。
 津波警報の地図表示は局によって色遣いが異なり、どこが一番気にならないかと比較したりしていたが、見たい番組はチャンネルを変えるわけにいかない。警報テロップが元の画面のテロップと重なり読めなくなることもあり、「少しは配慮しろよ」と言いたくなる。アナログ画面でも見えるように、地デジ画面の隅ではなく、少し内側に表示してあり、「時刻表示でも同様の配慮をしてくれ」とアナログテレビを見ているときには思う。
 これほど重要な警報なのに、なぜかコマーシャル放映時には表示されない。これもおかしい。技術的な問題だとは思うが、放送局が視聴者とスポンサーのどちらを大切にしているかを表しているようだ。できればコマーシャルにこそ警報表示してもらえば、CMスポンサーがどれだけお客様本位かということが伝わると思うのに。
 コマーシャル放送時及び各番組のCM明け3分間のみ表示するといったことはできないのだろうか。番組の途中から見始める人は多くはないし、10分も見ればCMになるのだから、それで十分伝わるのではないか。もちろん情報の内容が変わったときは随時表示をすればよい。
 または、地デジのdボタンを利用して詳細情報を提供し、通常画面では「津波警報発令中 dボタンを押してください」というテロップを隅に入れておくという手もある。この場合は点滅までは許そう。あのサイズで延々と点滅されるのはさすがに勘弁してほしい。
 特に昨日はアイススケートエキシビションがあり、龍馬伝もあって、放送局に寄せられる苦情も多かったのではないか。こうした意見は安全確保という正論の前につぶされることがオチかもしれないが、言葉狩りと同様、放送局の思考停止体質の表れだと思う。議論してもいいのではないか。