とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

久しぶりチェゼーナ快勝 長友は戦術を学ぶべき・・・?

 久しぶりにチェゼーナが勝ったというので観てみた。この日はリーグ序盤先発をしていたアッビアとスケロットに代えてカゼルタとヒメネスが先発。そのせいか、これまでのカウンター一辺倒から、中盤でのボールキープ率が上がり、パスを回して攻めることができるようになった。とは言ってもそこはイタリア・サッカー。中盤から前は速い。
 しかしチェゼーナは自ら仕掛ける速い攻撃についていけない。1トップのボグダニにパスが通らず、届いてもうまく収めることができない。もっとも相手のカリアリも攻撃は単調。なかなかトップにボールが入らない。
 12分、GKからのフィードをボグダニがポストとなり、パローロからパスが出るが、ジャッケリーニに届かない。長友も守備重視ながら機を見て上がっていくが、うまくパスが出ることは少ない。
 互角の凡戦だったが17分、中盤でコルッチからボールを受けたヒメネスがドリブルで前進。途中、ジャッケリーニとのワンツーを決めて抜け出すと、DFをかわしてシュート。なんとヒメネスの個人技で先制点を挙げた。
 カリアリも21分、CKからのこぼれ球をボランチのコンティがシュート。左SBラウロが弾き返したボールを左SHナインゴランがシュート。22分には長友がドリブルで上がり中央に切れ込むが、パスはヒメネスに合わない。24分にはジャッケリーニのパスにカゼルタがミドルシュート
 この日のチェゼーナは珍しく前への意識が高く、積極的にプレスをかけていく。40分、カゼルタのCKにボグダニがヘディングシュート。カリアリも40分、コッスのスルーパスビオンディーニがつなぎ、CFアクアフレスカがオーバーヘッド。44分にはCBカニーニが上がってクロスをアクアフレスカがヘディングシュート。バーに当たるとコンティがボレーシュートチェゼーナもギリギリのところで何とか踏みとどまる。
 後半早々にボグダニをブダンに交代。これでチェゼーナもトップに収まるようになる。1分、そのブダンのポストプレーからジャッケリーニがシュート。6分にはパローロからヒメネスとつなぎ、ジャッケリーニがシュート。しかしGKがナイスセーブ。ここは点が欲しかった。カリアリも得点を求めて前に出てくる。が、チェゼーナも積極的だ。
 9分、ジャッケリーニから長友のクロスはブダンに届かない。18分、パローロのパスからジャッケリーニがシュート。19分にはブダンのポストプレーからヒメネスのパスにカゼルタが長駆上がっていくが、わずかに届かない。
 カリアリは19分、ボランチのコンティに代えてラッザーリを入れて攻撃に賭ける。24分にはFKを流してラッザーリがミドルシュート。しかしチェゼーナも30分、ブダンのポストプレーからジャッケリーニ、そしてパローロが走り込むが届かない。
 35分には長友のサイドから左SBアゴスティーニのクロスにビオンディーニがヘディングシュート。36分にはジャッケリーニのスルーパスをブダンが受けたが、チャンスを逃す。ブダンが触らなければその先に長友がいたのに。40分にはパローロからヒメネスジャッケリーニとつないでヒメネスがシュート。最後はボールキープで時間を使って、5試合ぶりの勝利。久しぶりに勝点3を積み上げた。
 前節インテル戦がCWCのために延期となり、十分な休養を取って臨んだゲーム。ベテランのヒメネス、カゼルタが活躍し、これまでとは少し違うサッカーで結果を出した。セリエAはこれで年内のゲームは終了。できればこの休み期間中に連携をさらに高め、年明けに向けてスパートをかけたいところだが、長友はアジア杯をどうするのだろう。この放送の冒頭でコルッチが「長友は戦術について勉強すると良いだろう」と発言をしていたが、もっと長友に攻撃面での連携が欲しいということなんだろうな。早く長友が絡んだ得点を見てみたい。今シーズン、長友は得点することができるのだろうか。