とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

サウサンプトン対フラムは大味なゲームで引分け。吉田のSBなんて見たくなかった。

 香川にしようか、吉田にしようかと迷って、サウサンプトン戦を先に観た。うーん、失敗。開始早々の8分、右SBリチャードソンがケガでCBホーイフェルトと交代。吉田が右SBに入った。これが慣れないプレーでひやひや。吉田自身も安全運転で無理をしないプレーぶりだったが、上がることもできず、クロスも満足に入れられず、消化不良のプレーに終始。しかもゲーム自体も大味なボディアタックの連続。めまぐるしく攻守が交代と言えば聞こえはいいが、早めのプレスにミスのオンパレードでボールの奪い合い。うーん、楽しくない。苦行のような90分間だった。
 前半4分、左SHララーナのクロスにCBフォンテのヘッディングがファーサイドに飛び込んで、サウサンプトンが先制した。しかしその後はフラム・ペース。ポゼッション高く押し込んでいく。だが、サウサンプトンのプレスも速くなかなかシュートまで持ち込めない。逆に18分にはFWロドリゲスのクロスからランバートのシュート。22分にはララーナのクロスから右SHパンチョンのシュート。ポストに当たる。さらに左SBフォックスのCKをランバートが落としてパンチョンがシュート。ゴールかと思ったが、その前にパンチョンがGKシュウォーツァーを倒しており、ゴールは認められなかった。
 30分にはパンチョンの落としから吉田がクロス。でも大きく外れる。32分には足を滑らせ、フラムの左SHカチャニクリッチに抜かれて追いかける。しかしお互いゴールが入らない。いかにもプレミア中位チーム同士らしい凡戦。退屈。ロスタイムにはフラムがトップ下ルイスのCKからCBヒューズがヘディングシュート。GKガッザニーガがナイスセーブ。さらにロスタイム3分、ヒューズのフィードにCBホーイフェルトが処理を誤ってロダリェガが抜け出す。大丈夫か、ホーイフェルト。
 後半に入っても同じような展開が続く。6分、サウサンプトンがCHシュネイデルランのパスカットからパンチョンがつないでロドリゲスが右に流し、シュネイデルランのクロスにランバートがシュート。12分にはロドリゲスのドリブルからシュート。
 だが15分からフラムが攻勢をかける。ルイスのFKが吉田に当たってポストを叩く。さらにそのはね返りからのシュートが吉田の手に当たる。ファールは取られず。16分、ルイスのクロスをCHシドウェルがヘッドでつないでロダリェガがシュート。GKガッザニーガがファインセーブ。さらに20分、カチャニクリッチに抜かれかけた吉田が堪らず身体ごと止める。イエローカード。やはり急造ではなかなか俊敏な対応ができない。
 そして24分、右SBリーターからの大きなサイドチェンジから左SBリーセがシュート。CBホーイフェルトが足に当てオウンゴールを献上。フラムが同点に追いつくと、その後も運動量の落ちたサウサンプトンを押し込んでいく。そして43分、CBハンゲラントのフィードに右サイドをリーターが抜け出し、マイナスのクロスにリチャードソンが合わせてゴール。ついにフラムが逆転した。
 ところが45分、今度は中盤深い位置からのFKをフォックスが蹴ると、CBフォンテがこのゲーム2点目のヘディングシュートで同点に追いつく。結局このまま終わって2-2の引分けとなった。
 サウサンプトンにすれば貴重な勝ち点1。だが、それにしても大味なゲーム。吉田も急造SBでは何のためのイングランドかという気分ではないか。口直しに早く代表のフランス戦を観てみたい。このゲームのことは忘れたい。