とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ダービーはやはり面白い。ノースロンドンダービーは1点ずつ取り合ってのドロー。

 今週末はプレミアリーグでダービーが2ゲーム。アーセナルトットナムノースロンドンダービーリバプールエバートンマージーサイドダービー。まずはノースロンドンダービーから楽しんだ。
 2勝3分、今シーズン、リーグでは依然負けなしとは言うものの、CLでドルトムントに敗戦。リーグ杯でもサウサンプトンに苦杯を喫し、早くも3回戦での敗退が決まったアーセナル。対するトットナムも開幕2連勝の後、1分2敗と結果が出ない。だが、満場の観客の中で行われるダービーは別格。序盤から激しくキビキビとした攻防が展開された。
 攻めるのはホームのアーセナル。5分、CHカプーからボールを奪ったMFウィルシャーが右に流して、MFラムジーがシュート。14分にはCFウェルベックがドリブルで持ち上がり、シュートを放つ。CBカブルがブロック。アーセナルはアルテタをアンカーに置く4-1-4-1の布陣。左右のSHにはオクスレードチェンバレンエジルを配するが、4人のMFは自由にポジションを変更する。
 21分、右SHオクスレードチェンバレンのクロスにCFウェルベックが戻ってミドルシュート。26分にはMFラムジーのクロスをCFウェルベックが落とし、MFウィルシャーミドルシュート。しかしその直後の28分、CHアルテタが太股の違和感を訴え、フラミニに交代する。
 トットナムは前半しっかり守備を固めてカウンター狙い。29分、OHチャドリが左サイドを駆け上がり、内側を駆け上がってきたCHメイソンにパス。メイソンはゴール前に走り込んできたアデバヨールにクロスか、はたまたシュートか。ボールはGKシュチェスニーが正面でセーブした。
 その後、トットナムが攻め込むが、アーセナルもチェックも厳しい。お互い激しい球際の攻防が続く。41分、右SHラメラのCKにCBメルテザッカーがあわやオウンゴールのヘディング。GKシュチェスニーがセーブ。43分、MFラムジーがカウンターで駆け上がって、右SHオクスレードチェンバレンミドルシュート。GKロリスがファインセーブ。44分、トットナムもCHカプーのスルーパスにOHチャドリが抜け出すも、シュートはうまく当たらず枠を外す。アディショナルタイム3分、OHチャドリから右に展開、右SHラメラのスルーパスにCFアデバヨールがダイレクトでシュート。GKシュチェスニーがファインセーブ。前半も終盤に入ると、俄然ゲームは面白くなってきた。
 ただしアディショナルタイムに入り、ラムジーも太股の裏を抑え、バッテンの合図。カソルラに交代した。
 後半も序盤はアーセナルが攻勢に出る。5分、MFエジルから右に流し、右SHオクスレードチェンバレンのクロスをMFウィルシャーがスルーパスエジルが走り込んでシュート。これはGKロリスがファインセーブを見せるが、ワンタッチでパスが繋がっていかにもアーセナルらしい攻撃。9分にはオクスレードチェンバレンのCKのクリアをCHフラミニミドルシュート
 そして10分、トットナムの左SHエリクセンのFKをGKシュチェスニーがキャッチ。ゴールキックフラミニが受けると、エリクセンが厳しいプレス。こぼれ球を右SHラメラが受けて、右に流すと、OHチャドリがシュート。何と、これまで守勢に回っていたトットナムショートカウンターで先制点を挙げた。
 先制されたアーセナルが必死に反撃する。13分、エジルのFKにCBメルテザッカーがヘディングシュート。だがGKロリスがスーパーセーブ。トットナムが守る。17分、トットナムは左SHエリクセンに代えてレノンを投入。アーセナルも最後の交代、ウィルシャーを左SHサンチェスに代えて、エジルを中に入れる。28分、OHエジルのクロスのクリアを右SBチャンバーズがボレーシュート。だがわずかにバーの上。
 そして29分、左SHサンチェスからの戻しをOHカソルラミドルシュート。DFのブロック、CFウェルベックが空振り。そうしてこぼれたボールをオクスレードチェンバレンが押し込んだ。何とかアーセナルが同点に追い付いた。
 その後はアーセナルが攻勢をかけるが、トットナムはことごとくCBカブルがはね返す。結局このまま90分を終えてタイムアップ。ノースロンドンダービーは執念の1-1ドローで終わった。いや楽しい。ポンポンとパスがつながり、早いチェック、スピードを生かした抜け出し、強烈なミドルシュート。さまざまな要素が詰め込まれた激しくも楽しいサッカー。やはりダービーは面白い。ダービーはプレミアリーグに限る。