とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

偽痛風は突然やってきた。

 6年前、左足首を捻挫した後、いつまでも痛みが引かず、おかしいと思って整形外科を転院。娘が膝半月板の手術をした三菱名古屋病院に行ったところ、偽痛風と診断された。その時は足が少し床に着いただけで痛く、膝もひどく腫れあがって、しかし最初に行った医者には「動かすからこうなる。ギブスで固定しましょうか」と言われる始末。いくらなんでもおかしいと転院して正しい病名を得て、関節液を抜いて、でもその後は湿布をして痛み止めを2週間飲んだら自然と治った。しかしあの痛みは忘れられない。
 土曜日の夜、何となく左膝の下、脛外側の筋肉と膝の骨がつながる辺りに痛みが走った。特別無理をした1日ではなかった。買物に図書館にと充実した1日だったと満足して11時前に早めに布団に入った。ところが、深夜2時頃に尿意を覚えて起きようとしたら、左膝が痛い。立ち上がれないほどに痛い。まだ起きていた妻に置き鍼を打ってもらったが効果もなく、でもまだ眠くてすぐに寝入ってしまった。しかし4時半頃、また目が覚める。さすがに誰も起こす訳にも行かず、ただ痛みに耐える。
 日曜日で、朝いつものブログ投稿。朝食はサンドウィッチを作ったが、台所でただ立っているだけなら、何とかなる。その後はTVの前でじっとしていた。日曜日は午前中、高校女子駅伝。午後は続いて高校男子駅伝。トイレに行くために立ち上がるのがきつい。階段は右足で身体を持ち上げそろりそろりと昇っていくが、降りがきつい。夕方からは2階へ昇るのはあきらめた。
 次第に痛みが強くなっていく印象。膝裏が何だかこわばる感じ。と言うと妻から「リュウマチじゃないの?」と言われる。いや、そういう感じじゃなくて・・・。「あなたの表現は何言ってるかわからない」と叱られる。でも痛い。じっとしていれば大丈夫。立っても垂直に荷重がかかっている状態ならまだ痛みはない。でも横方向に力がかかると痛い。最初痛かったはずの膝下の局部的な痛みはなくなって、膝全体が痛い。膝裏のこわばりは腫れてきたからかな。でも右足と比べてもそんなに腫れている感じはない。
 夕食後すぐに布団に横になろうとするが、それがまたつらい。3か月前から痛い右腕も庇いつつ、何とか横になる。上を向いて寝ると、膝が逆方向に曲がりそうな感覚で怖い。右を下に横になると右腕が痛い。左を下に横になると右足の置き場がなくて困る。結局、上、右、下と時々姿勢を変えて寝る。
 月曜日、そろりそろりとしか歩けないので出勤は諦めた。病院は近くの整形外科にしようか、総合病院にしようか、それとも少し遠いけど三菱名古屋病院にしようか。偽痛風の可能性もあるけど、結局痛み止めをくれるだけだし。違う病気の場合はその後の通院を考えると近くの方が便利だし。色々と迷ったけれど、やはり勝手知って、かつ親切で信頼できる三菱名古屋病院に行くことにする。ちなみに痛いのは左膝なのでクルマの運転は大丈夫。パーキングブレーキを右足で踏むのはちょっと大変だったけど。
 着いたのは10時前位。しかしそこからが長い。最初に呼ばれたのが12時前。「たぶん偽痛風でしょう」と言われ、レントゲンと血液検査を指示される。次に呼ばれたのは午後2時前。レントゲンを見て「関節部分にうっすら白いものが写っている。これがピロリン酸カルシウム」と偽痛風に確定。ベッドに横になって膝を触ると「ほら、腫れているし、熱もある」。「あれ、そうですか」。「関節液を抜いて、炎症止めを入れます」。「はい」。ということで、後は痛み止めと湿布の処方箋をもらう。次は年明けに関節液の検査結果を聞きに行く。ピロリン酸カルシウムは関節液の検査でないとわからないらしい。
 夕食後、痛み止めを飲んで夜は9時過ぎに寝た。朝起きたら膝の痛みはかなり治まっていた。松葉杖を借りてきたが、室内ではほとんど問題なく歩くことができるようになった。階段の昇り降りも何とかできる。幸い火曜日は祝日。1日休んだらほとんど違和感がなくなった。さて今日はどんな恰好で出勤しようか? 松葉杖を持っていくのも荷物になって鬱陶しいし、でもみんなにアピールにはなるしな。