とんま天狗は雲の上

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Jリーグ 第3節 モンテディオ対フロンターレ

 Jリーグ開幕以来、3戦続いてフロンターレ戦を観た。しかし、優勝候補の一角として期待している割には不甲斐ないゲーム。大島の不在が響いたのだろうか。モンテディオの体力が落ちる前に、小林悠が故障をして選手交代を余儀なくされたのも痛かったかもしれない。だがそれ以上に、モンテディオのがんばりが目立ったゲームだった。
 開始1分、あいさつ代わりのミドルシュートをFWレナトが放つ。だがその後はモンテディオの早いプレスに押されて、フロンターレがなかなか攻撃に出ていけない。10分にはモンテディオのCFディエゴミドルシュートフロンターレは14分、CF大久保がミドルシュート。17分にはFW小林悠のドリブル突破からシュート。22分、CH中村憲剛ミドルシュート。26分にはFWレナトミドルシュートモンテディオのプレスも15分過ぎ以降、やや弱まった感もあるが、ゴール前はしっかり締めて、フロンターレのパスがゴール前に入らない。
 27分、モンテディオの右WB舩津がフロンターレ守備陣を斜めに切り裂くグラウンダーのパス。左WBキムボムヨンがフリーで走りこむが痛恨のキックミス。絶好のチャンスを逃してしまう。33分には左CB石井のパスカットからCFディエゴミドルシュート。GK西部がナイスセーブ。36分、CFディエゴが右FW山崎とのワンツーで抜け出しシュート。わずかにDFが触ってコースが変わる。43分、左WBキムボムヨンのサイドチェンジから右WB舩津のクロスにCFディエゴボレーシュート。枠を外すが、30分以降はモンテディオが攻勢で前半を終えた。
 後半になってもモンテディオのプレスが早い。そして一気にボールを奪っては攻めていく。10分、左FW川西がミドルシュート。15分、CFディエゴミドルシュート。そして17分、フロンターレのカウンターに、右サイドを駆け上がろうとした右FW小林悠が右太もも裏を抑えて倒れる。肉離れか。痛そう。19分、CF杉本に交代した。その後は大久保が左FWに下がってプレー。21分、大久保のミドルシュートはGK山岸がナイスセーブ。さらにレナトのシュートもDFが身体を張る。
 モンテディオは23分、山崎に代えて右FW伊東を投入。前線でドリブル突破を試みる。そして29分、右WB舩津のクロスを左FW川西がDFと競り合って落とすと、左WBキムボムヨンが強烈なボレーシュート。これが決まり、ついにモンテディオが先制した。フロンターレは32分、CH山本に代えて左WB小宮山を投入。車屋をCHに下げる。35分、左WB小宮山のクロスに右FW大久保がミドルシュート。しかしこれもDFがブロックする。
 残り10分を切って、リードするモンテディオの方が元気いい。33分、FW伊東のスルーパスに抜け出した右WB舩津のクロスにCFディエゴがヘディングシュート。36分、CFディエゴのドリブルから左FW川西がシュート。40分には右FW伊東のドリブルから左FW川西がシュート。さらに続くCB石川のCKは風も利用して大きく曲がってゴールに向かう。GK西部があわやキャッチ。その後はさすがに疲労感が見えるが、CH松岡らががんばって最後までフロンターレにゴールを許さず、そのままタイムアップ。モンテディオが今季3戦目で待望の初勝利を挙げた。
 J2からプレーオフで勝ち上がったチームにこれまで残留はなく、モンテディオも2連敗スタートでこれまでと同じかと思ったが、さすが百戦錬磨の石崎監督の下で鍛えられたチームは違う。優勝候補相手の勝利で自信もついただろう。今シーズンの昇格チームは山雅と言い、ベルマーレといい、これまでとは一味違うようだ。