とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

ブンデスリーガ第6節 フランクフルトvs.ブレーメン

 毎月第一日曜日はBSスカパーの無料放送日。フランクフルト対ブレーメンの日本人対決のゲームが放送された。フランクフルトは前節、バイエルンに0-5と大敗したが、これが今季初黒星。ここまで2勝1敗2分で8位につける。一方、ブレーメンも同じく勝ち点7。お互いここまでいいスタートを切っている。

 フランクフルトは、アンドレ・シウバとドストの2トップの下に鎌田が入る3-5-2の布陣。コスティッチがケガで左WBにはツーバーが入り、右WBはトゥーレ。ボランチはローデとイルザンカーが並ぶ。そしてCBの中央には長谷部。右CBにアブラハム、左CBはヒンターエッガー。GKはトラップが守る。一方、ブレーメンは3-4-3。サージェントをトップに、左WGにビッテンコート。右WGはチョンが入る。中盤は右WBにゲブレセラシェ、左WBにはムボン。ボランチグロスとマキシミリアン・エッゲシュタイン。CBは右からベリコビッチ、モイサンデル、フリードル。GKにはパブレンカ。前節、ケガで交代した大迫もベンチに入る。

 開始2分、左WGビッテンコートのクロスにCFサージェントが走り込むが、CB長谷部がしっかり寄せてクリア。序盤、ブレーメンが積極的に攻めてフランクフルトの裏を狙うが、長谷部がしっかり対応し、チャンスを作らせない。9分にはOH鎌田のクロスにFWドストがヘディングシュートを放つ。ブレーメンも21分、左CBフリードルから右サイドへ大きくフィードすると、右WGチョンがカットインからミドルシュートを放つ。前半はほぼ互角の展開。フランクフルトでは長谷部が守備だけでなく、ドリブルで持ち上がり、広角にパスを配給して攻撃を作っていく。一方、ブレーメンは右WGチョンや左WGムボンらが積極的に仕掛けていくが、シュートまではいけない。

 そして34分、左WBツーバーのスルーパスにFWアンドレ・シウバが抜け出し、シュート。GKパブレンカがブロックするが、はね返りをOH鎌田がシュート。フランクフルトが先制点・・・かと思ったら、VARでアンドレ・シウバの位置がオフサイド。鎌田のゴールは取り消された。それでもその後もフランクフルトが攻勢。38分、FWアンドレ・シウバが仕掛けてシュート。GKパブレンカがセーブ。アディショナルタイム45+1分にはOH鎌田の縦パスをFWアンドレ・シウバが中へパス。鎌田が走り込んでシュートを放つが、GKパブレンカにブロックされた。前半はスコアレスで折り返す。

 フランクフルトは後半最初にCHイルザンカーを下げてコーアを投入する。4分、FWドストの縦パスに右WBトゥーレが走り込み、クロスにFWアンドレ・シウバがヘディングシュート。だが、GKパブレンカがナイスセーブ。すると6分、これまで押され気味だったブレーメンだったが、CHグロスがスルーパス。CFサージェントが抜け出してシュート。ブレーメンが先制点を挙げた。CB長谷部がオフサイドを取ろうとLINEを上げた、その裏を取られた。11分にはCB長谷部からボールを奪った右WGチョンがドリブル。だがゴール手前で長谷部が追い付いて、クリアする。

 1点ビハインドのフランクフルトは15分、左WBツーバーに代えてユネス、右WBトゥーレに代えてバルコクを投入する。すると16分、右WBバルコクの縦パスに右CBアブラハムが走り込み、クロスにFWアンドレ・シウバがシュート。だがわずかにポストの右。ブレーメンも17分、右WGチョンに代えてラシツァを投入する。そして20分、左WBムボンから右WBバルコクがボールを奪うと、中へのパスを受けたOH鎌田がDFの足の間を通すクロス。これにFWアンドレ・シウバが合わせて、フランクフルトが同点に追い付いた。

 その後も23分、CHローデのパスを受けた左WBユネスがカットインからミドルシュート。24分にはCHローデの縦パスからFWアンドレ・シウバがシュート。DFに当たってファーに流れたボールにFWドストが詰めてシュートを放つが、ポストに当たった。押されるブレーメンは25分、ビッテンコートに代えてCF大迫、ムボンに代えてCBトプラクを投入。フリードルを左WBに上げ、大迫がワントップ。サージェントは左WGに回る。

 すると27分、右WBゲブレセラシェのクロスに左WGサージェントがシュートを放つ。GKトラップがナイスセーブ。フランクフルトも31分、左WBユネスのクロスにOH鎌田が走り込むが、DFがブロック。さらに右WBバルコクのクロスにFWアンドレ・シウバがシュート。しかし枠を外す。45+3分には左WBユネスのクロスにFWドストとCBモイサンデルが競り合って、あわやオウンゴール。だが、GKパブレンカがファインセーブした。結局、ゲームはこのまま終了。1-1のドローで終わった。

 大迫はシュートする場面は作れなかったが、ポストに入って展開するなど、大迫らしいプレーは披露した。しかしやはりこのゲームでは長谷部の存在感はすごかった。守備ではさすがの読みでピンチを救うと、自ら持ち上がって左右に展開。攻撃も長谷部から始まることが多い。そして鎌田もあわや先制点だったシュートを始め、狭い中でのドリブル突破など、鎌田らしいプレーを再三披露。同点弾も鎌田のアシストからだ。これでそれぞれ順位は一つずつ下げたが、8位9位と健闘している。そして日本人は3人とも好調。DAZNで見られないのは残念だが、今季もさらなる活躍を期待したい。