とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16第1レグ チェルシーvs.バイエルン・ミュンヘン

 先週開幕したばかりのJリーグが第2節以降延期になってしまった。それでも幸いヨーロッパのサッカーは開催されている。CLは今週、ラウンド16の残り4試合が開催。まずはチェルシーバイエルンのゲームを感染した。プレミアリーグでは首位リバプールには大きく差を開けられたとはいうものの、何とか4位につけているチェルシー。リーグでのゲームを観る限りは型にハマったサッカーを展開しているように見えた。一方、バイエルンブンデスリーガで前半は苦戦していたが、このところ1引分けを挟んで5連勝。いつしか首位に躍り出ている。チェルシーのホーム、スタンフォードブリッジでのゲームということもあり、チェルシーの奮闘に期待したのだが…。

 チェルシーは3-4-3の布陣。ジルーをトップに、右FWマウントと左FWバークリーがシャドーに入る。ボランチコバチッチとジェルジーニョで組み、右WBにリース・ジェームズ、左WGマルコス・アロンソ。CBは右からアスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー。GKはカバジェロ。クリステンセンの黒いフェイスマスクが目立つ。対するバイエルンは4-2-3-1。レバンドフスキをトップに、トップ下にミュラー。右SHにコマン、左SHはニャブリ。ボランチはキミッヒとチアゴ・アルカンタラで組み、DFは右SBパバール、CBボアテング、CBアラバ、左SBデイビス。GKはノイアー

 開始早々、OHミュラーがあいさつ代わりのミドルシュートチェルシーも7分、右CBアスピリクエタスローインから右FWマウントがミドルシュートを放つ。チェルシーは9分にもGKカバジェロのフィードをCFジルーが落として、右FWマウントがミドルシュートを放つ。一方、バイエルンは11分、右SHコマンとOHミュラーのパス交換から、コマンがミドルシュート。さらに15分、CHチアゴ・アルカンタラのフィードからCFレバンドフスキがシュート。GKカバジェロがファインセーブで弾き出す。

 序盤こそ攻め込んだチェルシーだが、その後は次第にバイエルンがパスをつないで、バイエルン・ペースになっていく。28分、右SHコマンのパスからOHミュラーがスルーパス。CFレバンドフスキが抜け出してシュートを放つが、GKカバジェロがファインセーブ。29分にはOHミュラーが左サイドからドリブルで仕掛けてミドルシュート。35分には左SHニャブリのクロスにOHミュラーがヘディングシュート。バーを叩く。チェルシーも43分、CHコバチッチの縦パスに左WBアロンソが抜け出すが、ボールを左に持ち替えてミドルシュート。GKノイアーにセーブされる。前半はスコアレスで降り開けした。

 後半も3分、チェルシーがCHジョルジーニョのスルーパスに右FWマウントが抜け出し、飛び出したGKノイアーと交錯して、こぼれ球を左FWバークリーがシュート。だがこれもGKノイアーがファインセーブする。すると6分、CHチアゴ・アルカンタラの縦パスから左SHニャブリがスルーパス。CFレバンドフスキが走り込み、クロスにニャブリがシュート。きれいに崩して、バイエルンが先制点を挙げた。

 さらに9分にはGKノイアーのフィードをCFレバンドフスキが落とすと、左SHニャブリが受けて、CFレバンドフスキとのパス交換からニャブリがシュート。すぐに追加点を挙げた。こうなると完全にバイエルン・ペース。チェルシーは16分、ジルーとバークリーを下げて、CFアブラハムと左FWウィリアンを投入するが、バイエルンのペースは変わらない。14分、17分と左SHニャブリがミドルシュート。24分、CHキミッヒの横パスをカットした右FWマウントがドリブルで運んでミドルシュートを放つが、枠を捉えられない。

 バイエルンは20分、コマンを下げて、左SHにコウチーニョを投入。ニャブリを右SHに回す。チェルシーは28分、CBアスピリクエタを下げて、左WGペドロ。布陣も4-3-3に変更する。しかし直後の31分、左SBデイビスの左SHコウチーニョへの縦パスに右SBジェームズと右IHマウント、さらにCHジョルジーニョが重なり、こぼれたところをデイビスが拾ってそのまま持ち上がり、クロスをCFレバンドフスキがシュート。バイエルンがダメ押しの3点目を挙げた。

 その後は反撃の姿勢を見せたチェルシーだったが、39分、左SBアロンソがCFレバンドフスキと交錯した際に手を伸ばして倒し、一発レッドカード。これで万事休す。アディショナルタイムにもCHゴレツカのヘディングシュート。左SHコウチーニョミドルシュートバイエルンがペースを握ったまま、タイムアウト。3-0。第1レグからアウェイ、バイエルンの圧勝という結果となった。

 アロンソに加え、CHジョルジーニョも2枚目のイエローカードで第2レグは出場停止。ほぼ勝負は決した。後はプレミアリーグの4位確保が目標か。それにしても、両チームの実力はもう少し拮抗していると思っていた。リバプールが独走するプレミアリーグだが、2位以下のチームの実力はブンデスリーガ以下ということか。もっとも今のバイエルンが絶好調ということかもしれないが。この後、チェルシーはミッドウィークにリバプールとのFA杯第5次ラウンドが待っている。FA杯には南野も出場するだろうか。次はFA杯を観戦しようかな。