とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

カーテン取替え作戦

 妻が入院したので、その間に、娘とともに、家の中の整理を進めている。妻がなかなか捨てられなかった、娘の幼少時代の子供服から始まり、友人から回ってきたが、その後も結局、来ていない服。20年前に今の家に引っ越してきて以来、段ボール箱から出すことなく、押し入れに仕舞い込んでいた荷物。それらを、けっこう大胆に「捨て!」と宣言する娘の協力も得て、次々と整理し、捨ててきた。

 そうした段ボール箱の中に、前の住宅で使用していたカーテンがある。もちろんサイズが今の住宅に合わないので、廃棄決定。そして、妻が購入したレースカーテンの生地があった。1.5m幅3枚で、幅継ぎ(3枚のうちの1枚を半分に切断し、残りの2枚と縫い合わせて、2枚のカーテンにする)をして、居間のカーテンにしようとしていたものだ。妻は昔、装苑のコンテストに応募し、入賞したこともあるくらいで、裁縫は得意だが、最近はなかなか取り組んでもらえない。今回の入院で、もうカーテンを作ることはないだろう。それなら私がとも思ったが、同封されていた説明書を読むと、とても裁縫が初めての人間にできるものではない。娘に言ったが「無理」と即答された。

 それなら金を出してでもプロに頼むしかない。そう思って、近くのオーダーカーテンの店に行った。ちなみに、妻が作成しようと考えていたのは居間のレースカーテンだが、二重になった普通のカーテンの方も生地がかなりくたびれて、ところどころ破れている。もう引っ越して20年も経つのだから、いい加減、買い替え時だ。レースカーテンは持ち込みの生地で製作し、普通カーテンは購入のつもりだったのだが、「持ち込み製作は承っていません」と断られてしまった。

 代わりに、カーテンの持ち込み製作も受けている店があることは教えてもらったが、送料も考えると、製作費は新規に購入してもあまり変わらない。そこで、少し考えた末、居間のカーテンについては、普通カーテン、レースカーテン共に、その店で注文し、妻のレースカーテン生地については、持ち込み製作をしてくれる店を探すことにした。

 色々調べてみたが、結局、検索サイトの最上位に出てくる「カーテンお直し工房《MORISAN》」に注文。製作費は、記事本料金1980円(税抜)に、縫製料金が1枚当たり1080円。幅継ぎをすると、1回あたり1080円が追加となるが、ダイニングの窓であれば、幅継ぎをしなくてもそのまま使用できる。また、2階の洋室のレースカーテンがちょうど1枚なくなっており(たぶん、破れて1枚だけ捨てたのだと思う)、サイズはダイニングと全く同じだから、3枚目はそちらで使用できる。ということで、送料も含めて税込みで6000円強。居間のレースカーテンが約1万円弱だから、ダイニングのレースカーテン(×1.5倍)がその値段でできるのであれば文句はない。さっそく注文し、カーテン地を送った。ただし、製作に2ヶ月半程度を要するとのこと。それまで完成を楽しみにしたい。

 一方、オーダーした居間のカーテンが先週末に完成した。さっそく受け取りに行き、取り替えてみた。たまたま窓の中央付近に、妻が設置した花台があり、観葉植物が置いてある。今までボロボロのレースカーテンがバックにあって、大して気にも留めなかったものが、カーテンが新調されたら、ひと際いい感じ。まるでモデルルームの画像のようだ。妻が退院してきたら何と言うだろうか。喜んでもらえるといいのだが。そして、ダイニングのカーテンの完成もまた楽しみになってきた。

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