とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第17節 浦和レッズvs.名古屋グランパス

 前節、ベガルタに敗戦。ヴォルティス戦に続き、2試合ゴールなし、勝利なし。対するレズは前節、終了間際に追い付かれ、4連勝はならなかったが、順位は8位まで上げてきた。勝敗表をよくよく見ると、3ゲーム消化の少ないレッズに対して、勝ち点差9。実質、並んでいる。

 レッズの布陣は4-1-4-1。キャスパー・ユンカーをトップに、中盤は右から右SH関根、右IH武田、左IH小泉、左SH明本。アンカーに柴戸が座る。DFは右SB西、左SB山中。槙野と岩波のCBにGKは今話題の18歳、鈴木彩艶。対するグランパスはいつもの4-2-3-1。山崎をトップに、トップ下に柿谷。右SHマテウス、左SH相馬。ボランチは稲垣と米本。右SB成瀬、左SB吉田。CBは右に木本、左に中谷。前節と変えて、木本を右に配した。GKはランゲラック。

 序盤、グランパスが高い位置からプレスをかけていく。しかしレッズもしっかりと対応。序盤から互角の展開が続く。8分、左SB吉田の縦パスを受けたCF山崎が縦にパス。OH柿谷が走り込むが、GK鈴木がセーブする。14分、右SHマテウスのFKにCH米本がニアでヘディングシュート。15分にはマテウスが左サイドからクロスを入れると、CF山崎のフリックにOH柿谷がワントラップからオーバーヘッドシュートを狙う。その後も攻め続けるグランパス。18分、CB中谷のフィードをCF山崎がフリック。OH柿谷がヘディングで落とすと、CF山崎がドリブルで持ち上がり、シュート。だがGK鈴木がセーブする。はね返りを左SH相馬がシュートするが、枠は捉えられなかった。

 守る時間が長く、なかなかシュートも打てないレッズは20分、右サイドに開いたCFユンカーがカットインからミドルシュートを放つが、枠を外す。これがレッズ最初のシュートだ。グランパスも26分、右SHマテウスが右少し下がった位置からゴール前にクロス。山崎が飛び込むが、GK鈴木がナイスセーブ。27分にはショートCKから右SB成瀬のクロスにCF山崎がヘディングシュート。しかしこれも枠を捉えられない。31分、左SB吉田のクロスのこぼれを右SHマテウスがシュート。37分、CH米本の縦パスから左SH相馬がミドルシュート。38分、CH稲垣のミドルシュートもDFにブロックされた。レッズは43分、左SH明本のクロスにCFユンカーがヘディングシュート。これはGKランゲラックがキャッチする。前半、よく攻めたグランパスだったが、ゴールならず。スコアレスで折り返した。

 レッズは後半から武田を下げてCH伊藤敦樹を投入。小泉をトップ下に上げて、4-2-3-1に変更する。ダブルボランチになってCH伊藤が中盤で落ち着いてプレー。レッズが攻める場面が増えてくる。それでも攻めるグランパス。9分、左SH相馬のFKにCH米本がニアでヘディングするも、枠は外す。12分、右SHマテウスがクロス性のミドルシュートを放つが、GK鈴木がキャッチした。

 17分、レッズは山中を下げて、左SH汰木を投入。明本を左SBに下げる。22分には左SH汰木の横パスに左SH相馬が触ると、右SH関根のところにこぼれて、そのままドリブルからシュート。しかし枠を外す。グランパスは局面ではうまく対応し、ボールを奪い、パスを回すが、最後までつながらない。一方、レッズは後方でパスを繋ぐも、ゴール前はグランパスの守備が堅く、なかなかシュートも打てない。

 29分、グランパスは相馬と山崎を下げて、左WG齋藤、左IH長澤を投入。布陣も4-3-3に変更した。一方、レッズも34分、関根と小泉を下げて、右SH田中達也、左SHに武藤を投入。汰木をトップ下に移す。35分、OH柿谷のパスから左SH相馬がミドルシュート。右ポストにはね返される。これがこのゲーム、最大のチャンス。だが決まらない。その後も攻めるグランパスだったが、ゴールが遠い。45+5分には右SHマテウスのCKにCB中谷がヘディングシュートを放つが、これも枠を捉えられない。そしてタイムアップ。0-0。厳しいゲームだったが、結局、スコアレスドローで終わった。

 ゴールが遠い。グランパスはこれで3試合連続の無得点。攻めてはいるのだが、相手もしっかり守って、こじ開けられない。このゲームでもマテウスに対してレッズは常に二人で守って、なかなか自由にさせてもらえない。クロス性のミドルシュートに対しても、GKがしっかり集中している。厳しい。順位表を見れば、ゲーム消化数の多いグランパスは実質6位相当だ。そしてこの後、グランパスは7月半ばまで、ACLでの戦いが始まる。残念ながらACLの放送予定は現時点で未定。何とかグループリーグを突破して、Jリーグに戻ってきてほしい。がんばれ、グランパス