とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

皇后杯 準々決勝 日テレ東京ヴェルディベレーザvs.サンフレッチェ広島レジーナ

 先週末から3週続けて決勝まで、皇后杯が放送される。Jリーグの合間、欧州リーグもいいけれど、女子サッカーを観戦できるのはうれしい。ベレーザの布陣は4-3-3。植木をトップに、シャドーに藤野と小林里歌子が入る。中盤は三浦をアンカーに、右IH木下、左IH北村。DFは右SB宮川、左SBにベテランの宇津木。CBには久しぶりに岩清水と村松が入り、GKは田中桃子。対するレジーナは4-4-2。谷口と上野真実の2トップに、右SH川島、左SH中嶋淑乃。ボランチにはベテランの近賀と小川愛。DFは右SB塩田、左SB木崎。中村楓と左山のCBにGKは木稲。両チーム、W杯優勝のなでしこジャパンのメンバーがいるのがうれしい。

 序盤、レジーナが積極的に前からプレスをかけていく。7分には左IH北村をDFで囲んで奪い、CB佐山の縦パスにFW上野が走り込んで、クロスをFW谷口がシュート。DFにブロックされたが、序盤はレジーナが積極的に攻めていく。15分にはFW上野がロングシュートを狙った。だが10分を過ぎるあたりから次第にベレーザのパスが繋がり始める。23分には左IH北村が仕掛けて、右SB塩田を抜いてクロス。DFのクリアをCH三浦がミドルシュート

 しかしレジーナも積極的な姿勢は変わらない。25分、FW上野がミドルシュートを放つと、26分には左SH中嶋がドリブルで持ち上がり、クロスをFW谷口がスルー。右SH川島のスルーパスにFW上野が抜け出し、飛び出したGK田中をかわしてシュート。しかしポストの右に外れた。さらに32分にはCH近賀のフィードにFW谷口が抜け出してシュートを放つ。GK田中がキャッチした。

 ベレーザも34分、右FW藤野のスルーパスにCF植木が抜け出す。がGK木稲の飛び出しが早く、ファインセーブ。39分には右SB宮川の縦パスから右FW藤野が中へドリブル。ミドルシュートを放つが、GK木稲がキャッチ。40分、FW小林が右サイドから仕掛けて、DFを抜いてクロス。左SB宇津木がボレーシュートを打つが、これもGK木稲がキャッチした。このまま前半は終わるかと思ったが、44分、左FW小林がドリブルで駆け上がると、クロスを受けたCF植木が右に流してDFをかわし、シュート。左ポストぎりぎりにゴールへ飛び込んだ。ベレーザが先制点を挙げた。1-0。前半はこのまま折り返す。

 するとレジーナは後半頭、小川と川島を下げて、CH松原と右SH島袋を投入する。しかし後半序盤はベレーザのペース。1分、FW小林のスルーパスにCH三浦が抜け出して、シュート。GK木稲がナイスセーブ。その後もベレーザが攻め続ける。10分過ぎにはレジーナも攻め込むが、ベレーザは守備もしっかりしている。19分、左SH中嶋のミドルシュートはCB村松がブロックした。

 そして22分、IH木下が左サイドから右へ斜めのスルーパス。右FW藤野が走り込み、そのままミドルシュート。CB中村の股下を抜いて。ポスト左ぎりぎりに飛びこんだ。ベレーザが追加点。しかしレジーナも後半から出場した右SH島袋が積極的に仕掛けていく。29分には右SB塩田のフィードをFW谷口がフリック。FW上野が右に流して、右SH島袋がカットインからミドルシュート。ゴールかと思ったが、GK田中桃子が横っ飛びファインセーブで弾き出した。

 そして33分、CH近賀にCH三浦がプレスをかけると、こぼれ球をFW小林が拾い、右IH木下がスルーパス。CF植木が持ち込んで、GKをよく見てシュート。ゴール右隅に決めた。うまい。ベレーザが3点目を挙げる。34分には右FW藤野のドリブルから左FW小林がミドルシュート。35分、レジーナは近賀に代えてCH増矢を投入した。久しぶりに増矢を見る。その増矢は37分、ミドルシュートを放つが、DFがブロック。さらにFW谷口がミドルシュートを放つが、枠を外す。

 するとベレーザは38分、岩清水、小林里歌子、藤野を下げて、CB西川、FW岩崎、FW山本を投入。さらに40分には、北村と宇津木に代えて、FW菅野と左SB木村を投入する。植木が左WGに下がった。その後もしっかりゴールを狙いつつ、守備を固める。結局そのままタイムアップ。3-0。ベレーザが強さを見せつけて、しっかりと準決勝進出を決めた。

 やはりベレーザは強い。このまま順調に決勝まで上がっていけるだろうか。岩清水や宇津木、近賀などのベテランの元気な姿を見られたこともうれしかった。レジーナのベンチからはGK福元も大きな声を上げていた。来週は準決勝。いやその前に、準々決勝のもう一試合、レッズレディース対レオネッサのゲームも観なくては。こちらも楽しみだ。