エルサルバドル戦は6-0と快勝。でも相手はFIFAランク75位。今度の相手は日本とほぼ同じ21位。金曜日に行われた韓国戦では1-0で勝利している。いいゲームを期待した。日本の布陣はエルサルバドル戦と同じ4-3-3。古橋をトップに、右WG伊東、左WG三苫。中盤は遠藤をアンカーに、右IH鎌田、左IH旗手。DFは右SB菅原、左SB伊藤洋輝。CBはエルサルバドル戦と同じ谷口と板倉で組み、GKは中村航輔。ただし守備時には旗手と遠藤が並び、鎌田がFWに上がる。久しぶりに見る中村航輔が丸刈り・髭面で一瞬誰かわからなかった。
対するペルーは4-4-2。ゲレーロとラパドゥラの2トップに、右SHペーニャ、左SHクエバ。ボランチはカルタヘナとジョトゥン。DFは右SBローラ、左SBロペス。サンブラーニとサンタマリアのCBにGKはガジェセ。
序盤から日本が積極的にプレスをかけていく。しかしペルーもしっかり対応。序盤はなかなか試合が動かない。ようやく13分、中に絞った右SB菅原から右に流すと、右WG伊東のクロスにCF古橋がヘディングシュート。14分には右IH鎌田がPA内で積極的に仕掛けていく。ペルーも18分、CHジョトゥンのCKにCFゲレーロがヘディングシュート。身体能力を強く、脅威だ。
日本は21分、右IH鎌田から左への展開が見事。左WG三苫のクロスに右SB菅原が上がって、ミドルシュートを放つ。左SBロペスがヘディングでクリアした。そして22分、CH遠藤から左に流すと、左WG三苫が引っ張って左SB伊藤がフリー。そのまま思い切ってミドルシュートを放った。ゴール。日本が先制点を挙げた。その後も日本が積極的に攻めていく。23分、右SB菅原の縦パスに右WG伊東が抜け出し、クロスにCF古橋。だがわずかに届かない。31分には左WG三苫がDF二人をかわしてクロスを入れるが、これもわずかにCF古橋に会わなかった。
ペルーは32分、CHジョトゥンのフィードをFWラパドゥラが落とすと、FWゲレーロのスルーパスにFWラパドゥラが抜け出してシュート。ネットを揺らしたが、ラパドゥラの位置がオフサイド。そして37分、日本は右SB菅原の縦パスを右WG伊東が落とすと、菅原が中へパス。右IH鎌田が左に流して、左WG三苫がシュート。DFの足に当たったシュートはうまい具合に撥ね、ゴールネットを揺らした。日本が追加点を挙げる。ペルーも41分、FWゲレーロが右WB伊東をかわしてスルーパスを入れると、FWラパドゥラが抜け出してシュート。だがこれもオフサイド。前半は日本が2-0とリードして折り返した。
後半頭、日本は左IH旗手に代えて守田。ペルーもFWゲレーロ、両SHのクエバとペーニャを下げて、FWゴンサレス、右SHフローレス、左SHレイナに交代する。後半はペルーが積極的に攻める。だが日本の守備はなかなか崩れない。ペルーは5分、CBサンタマリアをカジェンスに交代する。日本も16分、古橋と菅原に代えて、CF前田、右SB相馬を投入する。
そして18分、CH遠藤の縦パスをCF前田とDFが競って、こぼれ球を右IH鎌田が左に展開。左WG三苫のクロスに右WG伊東がゴール前に走り込み、GKをかわしてシュート。日本が3点目を挙げた。19分には右IH鎌田の縦パスに走り込んだ右WG伊東がクロス。右SB相馬が上がってミドルシュートを放つ。ペルーも直後の20分、カウンターで攻め上がり、FWゴンサレスがミドルシュートを放つが、CH遠藤がブロックする。
26分、日本は伊東と鎌田に代えて、右SH堂安、OH久保を投入する。守田はほぼ遠藤と並んでダブルボランチ。27分、CHジョトゥンのミドルシュートはDFの足に当たってリフレクション。だがGK中村がファインセーブで弾き出す。28分にはFWゴンサレスのCKにFWラパドゥラ（？）がヘディングシュート。だが枠を外す。その直後にはジョトゥンに代えてアキーノを投入した。
そして30分、右SB相馬の縦パスから右SH堂安がさらに前に付けると、OH久保がスルーパス。CF前田が抜け出して、GKをかわしてシュート。日本がダメ押しの4点目を挙げた。ペルーは34分、FWゴンサレスがミドルシュート。だがGK中村航輔が横っ飛びナイスキャッチした。38分、CHカルタヘナの縦パスをCB谷口がクリアするが、こぼれ球をFWゴンサレスに拾われ、そのままシュート。ペルーに1点を返されたが、ゲームはそのまま終了。4-1。日本がエルサルバドル戦に続いての複数得点で快勝した。
いいゲームだった。右SB菅原と右WG伊東の連携も良かったし、右IH鎌田の展開力も見事だった。左WG三苫が実力どおり。左SB伊藤洋輝の代表初ゴールも嬉しい。まずは日本の現在の力を示すことができた。できればヨーロッパの強豪とやりたかったが、それは9月のまでお楽しみ。ヨーロッパでプレーする選手たちには、しっかり疲れを取って、新シーズンを迎えてほしい。さて次はなでしこの女子W杯を期待しよう。
