とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

J1リーグ第22節 名古屋グランパスvs.アルビレックス新潟

 まだなでしこがW杯を戦っているのに、もうJ1リーグは中断期間を終えて、再開された。昨日はW杯を優先し、翌日になってDAZNグランパス戦を視聴。国立でのホームゲームは57000人を超える観衆を集めたようだ。中断前の前節サンガ戦は終了間際にパトリックに逆転ゴールを決められ敗戦。首位ヴィッセルとの勝ち点差は5に開いた。また、中断中にはマテウスの移籍も決まり、天皇杯はそのマテウスの活躍もあって勝利したが、マテウスの穴を埋めるのは厳しい。それでもサンフレッチェから森島司が移籍し、中島や前田も加入した。まだ三冠の可能性も残っている。さらに進化したグランパスを観たい。

 グランパスの布陣はいつもの3-4-3。ユンカーと永井の2トップに、和泉がトップ下。内田と稲垣でダブルボランチを組む。右WBに入ったのは野上、左WBにはいつものとおり森下が入り、CBは右から藤井、中谷、河面。GKはランゲラック。対するアルビレックスの布陣は4-2-3-1。鈴木孝司をトップに、三戸がトップ下。右SH松田、左SHに小見が入り、ボランチは秋山と高。DFは右SB藤原、左SB田上。トーマス・デンと渡邊のCBに、GKは小島。伊藤涼太郎が移籍し、代わりに三戸がトップ下を務める。

 序盤からアルビレックスがパスを回すが、ゲームはグランパスがしっかりコントロールしている。どちらもシュートがないまま時間が過ぎ、14分、右CB藤井の縦パスを受けた右WB野上が縦に入れると、CH稲垣が走り込んで、落としをCB藤井が中につなぐ。これをOH和泉がトラップで抜け出し、クロスに左WB森下がシュート。グランパスが最初のシュートで先制点を挙げた。

 アルビレックスは19分、CH秋山のCKを左SB田上がヘディングで折り返し、左SH小見がシュート。だがGKランゲラックがキャッチする。22分、CH高のミドルシュートもDFに当たり、枠には飛ばない。アルビレックスがパスを回すが、グランパスの守備は頑として崩れない。しかし29分、OH和泉がハムストリングスを痛め、ピッチに倒れてしまう。結局31分、左IH米本に交代。布陣も3-5-2にして、稲垣をアンカーに、内田を右IHに置く、3ボランチに変更した。

 32分、CF鈴木のポストからCH秋山がドリブル。左に流すと、左SB田上が駆け上がってシュート。しかしGKランゲラックがナイスセーブで弾き出す。しかしシュートを打った田上が着地の際に、タックルに入った右WB野上の足を踏みつけ、VARが入る状況に。結果、田上にイエローカードが出されたが、レッドカードでもおかしくなかった。42分、左CB河面のFKがあわやゴール左上に飛んだが、枠には入らなかった。前半はこのまま終了。グランパスの1点リードで折り返した。

 後半もアルビレックスがパスを回して攻め、グランパスが守る展開は変わらない。7分、CH高のアーリークロスにOH三戸がヘディングシュートするも、枠の外。グランパスも8分、GK小島からCH高へのパスを右IH内田がカットし、FWユンカーがシュート。だがこれはGK小島が横っ飛びわずかに触ってポスト左に外れた。その後も押し込むグランパス。そして15分、左IH米本がPA内から外へドリブルでールを運ぶところを、CB渡邉が競り合って足がかかり米本を倒してしまう。PK。これをFWユンカーが蹴るが、GK小島がファインセーブ。追加点は入れられない。

 17分、グランパスは永井とユンカーを下げて、新加入のFW中島と前田を投入する。一方、アルビレックスも田上と松田に代えて、右SH太田、左SB堀米を投入。19分、CB河面のCKのクリアをCH稲垣がボレーシュート。だが枠は捉えられない。アルビレックスは27分、三戸と秋山に代えて、OH高木とCH星を投入する。29分、左CB河面のフィードをFW中島がフリック。FW前田が走り込み、シュートをするが。ポスト右に外れた。アルビレックスも34分、OH高木のCKにCF鈴木がヘディングシュート。だがうまく当たらず、GKランゲラックがキャッチした。この後、太田と小見の左右を入れ替える。

 反撃するアルビレックスは37分、右SH小見がミドルシュート。DFブロックのこぼれ球をCBトーマス・デンがミドルシュート。だが枠を外す。43分にはグランパスが内田と野上を下げて、トーレスをトップ下。左CBに丸山を入れて、河面が左WB。森下が右WBに回る。一方、アルビレックスも45分、甲を下げてCH島田を投入する。しかし45+3分、左SH太田がCH米本と交錯。膝を痛めてピッチを去り、アルビレックスは一人少なくなってしまう。それでも45+7分、右SB藤原がミドルシュート。しかしDFがブロックして、枠を外す。続くOH高木のCKはGKランゲラックがパンチングでクリア。そしてタイムアップ。追加点を取れなかったが、1-0。グランパスがウノゼロで勝利した。

 新聞で結果は先に知っていたが、和泉の負傷は書いてなかった。マテウスの代わりに和泉が可能性を見せただけに、直後のケガは残念。これは一刻も早く森島が出場できるようになってもらわないと。日曜日のゲームで首位のヴィッセルが敗戦。マリノスも引分けて、勝ち点差は2に縮まった。次戦はホームでアントラーズ戦。前半戦では国立で完敗した。雪辱を果たし、首位を追いかけていきたい。