とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

玄関引き戸錠との格闘

 わが家の玄関は引き戸で、上下に2つの錠が付いている。入居後、18年ほど経って、錠の具合が悪くなり、5年ほど前にその一つを交換した(「玄関引き戸の錠の交換」参照)。あれからさらに5年、昨年の11月あたりから、交換した錠の調子が悪くなってきた。そこで、懇意の工務店の方に、玄関戸全体の取替えについて相談したら、費用は40~50万円で、施工は早くても正月明けになると言う。

 錠は2つ付いているが、古いほうの錠は使えるものの、鍵の抜き差しの際に引っ掛かる。どうしようかと考えていたら、娘が職場の上司から、鍵スプレーを借りてきた。試しに使ったら、古い鍵の抜き差しがスムーズになった。それで当面、古いほうの鍵を使うようにした。

 翌週の金曜日、私が仕事で外出する際にも、妻にはそちらの鍵を使用するよう伝えておいた。しかし仕事中に何度もスマホに電話がかかってくる。対応できず、何度も拒否をして、仕事が一段落してからようやくスマホを確認すると、訪問介護センターからの電話。あわてて電話をしたら、訪問リハビリのスタッフと散歩に出かける時に、調子の悪い鍵を使ってしまい、鍵を開けられなくなってしまったとのこと。もっとも、僕がすぐに家に帰ったところで、一緒に悪戦苦闘する以外、できることはなかったのだけれど。

 結局、30分ほどガタガタした挙句に、何とか開錠でき、家に入れたのだが、調子の悪い錠をそのままにしておくと、今後も同様のことが起こりかねない。そこで、5年前に錠を取り換えた際、交換した元の錠を取り出し、取り付けてみた。するとこちらは、鍵の調子は悪いながら使えないこともない。とりあえず昔から使っていた錠が2つ付いた状態で正月を迎えた。

 そして新年の5日。やはり私が仕事で外出した際に、訪問リハビリの散歩へ出かけるために錠をかけようとしたら、鍵が回らないので、錠をかけずに散歩に行ったとのこと。確認すると、交換をしていない錠の方が回らない。交換した錠は何とか動くが、鍵の抜き差しがスムーズではない。そこで翌日、ホームセンターへ鍵スプレーを買いに行き、使用したら、とりあえず交換した錠の鍵はスムーズに抜き差しできるようになった。

 しかし、もう一方の錠は完全に壊れたみたい。工務店の担当者に電話をしたが、「来訪できるのは来週末になる」と言われる。そこで迷ったが、再びアマゾンで錠を注文した。前はウェスト製だったが、今回はALPHA(アルファ)製。MIWAは少し高い。翌々日には届いたので、さっそく交換作業を始める。一応、取付けは終わったが、鍵の掛かりが少し悪い感じ。そこで確認すると、扉厚に対応した補正金物を付ける必要がある。ところが、これがうまくいかない。

 ビスの長さが取付説明書の表記のモノと違うのではないかと思い、アマゾンに電話をすると、交換商品を送付するとのこと。翌日、到着した錠の封を切って、補正金物のビスを見ると、やはり前のものと同じだ。えーっ⁉と思いつつ、念のため取り付けてみると、今度はうまく取り付けができた。どうやら緩み防止剤が塗布されたビスで、前日は夕方暗くなった中で作業をしていたせいで、うまくドライバーを回転できていなかったみたいだ。アマゾンには申し訳ないが、交換品は郵便局から送り返した。

 その後は、交換した新しい錠をもっぱら使用している。改めて調べてみると、日本ロック協会の設定する一般錠の耐用年数は10年となっている。最初に取り換えた錠が5年で壊れたのは問題だが、入居時に取り付けた錠が20年以上も使用できたのは、よくもったほうなのか。ちなみにもう一つの錠は、使用していなかった5年間を差し引いても、既に20年近く使用していることになる。

 玄関の錠が壊れると、本当に困る。近所では、玄関戸ごと交換した家も多い。妻もそうしようと主張していたが、しばらくは今のまま使用していきたい。耐用年数にも留意して、鍵スプレーによる手入れなども怠らず。でも、古いほうの錠が壊れたらどうしようかな。その時の顛末は、またこのブログで報告したい。