とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

チェルシー堅実な戦いで首位をキープ

 第34節、首位チェルシーは15位ボルトンとの戦い。マンUが今節引き分けに終わり、何としても勝って勝点差を4に拡げておきたいところ。片やボルトンは残留ラインまで勝点差わずか5。アウェイとは言え、前線から積極的にプレスをかける必死の戦いを挑んできた。かつ中央には堅い守備ブロックを敷き、チェルシーの攻撃を跳ね返す。
 この日のチェルシーは、このところ好調のマルーダ、J.コールを温存。カルーとアネルカが両サイドに張るスリートップの布陣。アネルカが中盤まで戻ってタメを作りつつ、余裕を持って攻め手をさがす。
 この日のヒーローはジルコフ。6分、ドリブルからクロスを上げるとドログバがシュートするも枠を外れる。12分にもジルコフのクロスからドログバがヘッド。ボルトンは基本的にワントップのケビン・デーヴィスめがけてロングパスを蹴りこみ、そこからゲームを作る戦術。16分にはイ・チョンヨンのクロスにテイラーが飛び込む。イ・チョンヨンウィルシャーなど若い世代がベテランに混じり、よくがんばっている。
 25分、ドログバのFKをGKが弾き、詰めていたカルーに当たるが、ボールは枠を外れて転がっていく。ケガで出血したジルコフが包帯の脇から血を滴らせながら駆け上がり、チェルシー・イレブンを鼓舞する。止血治療から戻ってすぐの43分、ジルコフがドリブルで中央に切れ込み、左サイドのドログバにパス。ねらい澄ましたクロスをアネルカがガツンと合わせて先制点を挙げた。
 後半に入っていよいよボルトンが攻勢に出て、チェルシーがなんとか跳ね返す展開。9分、ジルコフからドログバのスルーパスにカルーが抜け出て、GKと一対一になるがクリアされる。19分にもジルコフアネルカのワンツーからシュート。さらに30分、CBアレックスが蹴ったフィードがカルーに渡るが、シュートはうまく当たらない。
 選手の疲労を考慮してか、ここまで我慢して使い続けたカルーだが、31分ついにJ.コールに交代。22分にはマルーダも投入した。34分、そのマルーダからJ.コールのヒールパスをはさんでランパードがシュートするが、ポスト直撃。その直後にはJ.コールがドリブルからクロスを上げ、バラックがヘッド。37分、マルーダのCKにテリー。48分にはジルコフのクロスにJ.コールが飛び込む。
 惜しい場面はあったが結局そのまま1-0でゲームは終了し、チェルシーが堅実に勝点3を手にした。いよいよ残り4試合。最後の直線で引き離したチェルシーマンUアーセナルの逆転はありうるのか。最後まで目の離せない戦いが続く。