とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

チェルシー2試合連続の完封負けでプレミアリーグ混沌

 前節、サンダーランドに0-3と完敗したチェルシー。前節は欠場したアレックスはなんとか戻ってきたが、テリーは引き続き欠場。しかし相手は18位のバーミンガム。30年間敗戦のない相手。まさかこの相手に完封負けしてしまうと・・・。
 前半は立ち上がりから圧倒的にチェルシー・ペース。2分、A.コールのクロスをドログバが落とし、カルーが飛び込む。4分には、マルーダアーリークロスアネルカが流してラミレスがヘッド。さらに6分、ラミレスのスルーパスドログバが抜け出してGKと一対一。しかしGKフォスターが勇気を持って前進。見事にシュートを防ぐ。14分にもアネルカのクロスにドログバのヘッド。
 しかしここまで全く防戦一方だったバーミンガムが17分、ラーションが右サイドからアーリークロスを入れるとジェロームが落とし、そこへボウヤーが走り込む。全くのフリー。初めてのシュートであっさりと先制点を奪った。
 その後も1点を追ってチェルシーの猛攻が続く。24分、アネルカのクロスにドログバがドンピシャ・ヘッド。GKフォスターがスーパーセーブ。29分、マルーダの縦パスを受けたカルーがスルーパス。A.コールのシュートもGK正面。34分、CKをアレックスがヘッドで叩きつけるが、枠を外す。37分、ドログバのFKは珍しく壁の外側を巻いてカーブをかけたが、これもGKがファインセーブ。38分、マルーダのクロスに合わせたドログバのヘディングシュートはバーにはねかえされ、ラミレスのシュートも枠外へ。
 前半、バーミンガムをシュート1本と抑え込み、圧倒的にチェルシーが攻め立てるが、その1本のシュートが決まって1-0。攻撃は形になっているが、守備の穴がチェルシーらしくない。アレックスが本調子に遠い。
 後半も序盤チェルシーが攻勢に出る。6分、カルーが抜け出してライン際からシュート。GKがセーブ。バーミンガムも次第に守備が固くなり、チェルシーも攻めあぐね始める。20分、ボシングワ。27分、ストゥーリッジ投入。
 26分、ドログバのFKは壁の上から落とすがGKキャッチ。27分、アネルカのクロスにカルーのヘディングも枠を外れる。28分にはカルーが抜け出すが、GKが飛び出して対応。ファールなくクリア。31分、CKからイバノビッチの強烈なヘディングシュートもGKフォスターがスーパーセーブ。
 結局、このまま最後までバーミンガムが守り切って、0-1とチェルシーが完封連敗した。バーミンガムチェルシー相手に実に30年ぶりの勝利。一方のチェルシーは5年ぶりの連敗。マンUの勝利でついに勝点で並ばれてしまった。
 攻撃もこのゲームでは何度か決定的なチャンスは作っていたが、エッシェンランパードの不在でイマイチ迫力がない。それより何より問題は守備。バーミンガム唯一の連携プレーにあそこまで簡単にゴール前をフリーにしてしまうとは。負傷者が帰ってくるまで、しばらくこの窮状は続きそう。今シーズン最大の踏ん張りどころがやってきたようだ。