とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

次第に眠く・・・気が付くと勝利 ガンバの不思議な強さ

 ACL出場組の中では唯一、Jリーグで順調に勝ち星を伸ばしているのがガンバ。アドリアーノをトップに迎え、今シーズンのガンバはどんな調子か。今シーズン初めてのガンバ観戦。対するアルビレックスは、前節ブルーノ・ロペスチョ・ヨンチョルをケガで欠き不甲斐ない戦いを見せたが、今節はブルーノ・ロペスと大島が復活。さてどんなゲームになるか。
 と思いきや、ガンバが絶好調。特に宇佐美がキレキレで左サイドを駆け上がり、DFを抜き去ってチャンスを演出する。5分には遠藤の正確なクロスにアドリアーノがヘディングシュート。わずかに外れるが、8分、今度は遠藤が左に振って、イグノが駆け上がり、十分引き付けた上でのクロスにアドリアーノが切り返してシュート。見事にガンバが先制する。
 10分にも宇佐美が左サイドを駆け上がりシュート。GK東口がわずかに触ってクリア。15分、二川が待ち構えているところへブルーノ・ロペスが飛び込んで頭を痛打。大量出血で佐々木と交代。ここからガンバもしばらくペースを落とし、守備を固める。
 もっともアルビレックスもパスを回すもののチャンスを作れない。ボールを持たされている状態。25分、右SB藤田のクロスをGK藤ヶ谷がミス。ミシェウが飛び込むがクリアされる。
 この後、ガンバが連続してチャンスをつかむ。28分、佐々木が斜めにドリブルし、宇佐美のシュートはバーを叩く。29分には佐々木がミドルシュート。さらに34分、宇佐美のクロスにイグノがシュート。
 アルビレックスの攻撃は最後方から最前線にロングボールを放り込むもの。41分、CB鈴木のフィードをロペスが抜けようとするが、中澤がクリア。ロスタイムには藤田のクロスにロペスがシュート。しかしGK藤ヶ谷がセーブ。
 後半に入ってもアルビレックスの攻撃は中盤を省略して、ロペスやミシェウの個人技に託すだけ。9分にはボランチの小林に代えて木暮を入れて、本間のワンボランチミシェウをトップ下に。16分には大島を川又に代えて、前線に高さに速さを加える。
 と言ってもアルビレックスが攻勢に立つわけではない。一方のガンバもゆったりムード。僕はひたすら眠気と戦う。21分、木暮のCKに川又がドンピシャ・ヘッド。だがわずかにふかしてしまう。25分、宇佐美がドリブルからクロス。だがアドリアーノに届かない。
 どちらもチャンスが少ないまったりした展開。と思っていたら、アルビレックスが突然ゴールを挙げる。32分、東口のGKが中盤で弾んで、明神、中澤とヘディングしたボールをミシェウが拾って抜け出しシュート。あっという間に同点。いかにもアルビレックスらしい得点。
 ここでようやく両チームお目覚め。35分、宇佐美からイグノが抜け出しクロス。が、アドリアーノの前でGKセーブ。36分、木暮のFKにCB鈴木が合わせるが、こちらもGK藤ヶ谷がセーブ。そして43分、佐々木からのパスを宇佐美がゴール正面から強烈なミドルシュート。GK東口が何とかはね返すもアドリアーノボレーシュート。きっちりとガンバが勝ち越した。
 結局このまま2-1でガンバの勝利。これで3連勝、勝点12の7位だが、他チームよりも2試合少ない。火曜日にはセレッソとのACL決戦。だが、このゲームのような省エネサッカーを続けていけば、意外に疲労も少なく勝ち星を重ねられるのかもしれない。今年のガンバは要注意のようだ。