とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

「人と人との接触 8割減」と言うけれど、どうやって計測するのか? 結局それは自己責任のための言葉ではないのか

 タイトルのことを書こうと思ったけれど、その前に以下のYouTubeを見てしまった。

 「自分で考え いのちを守れ! 新型コロナと闘う その先の未来へ:デモクラシータイムス」

 まったく児玉先生の言うとおりだ。今の日本の新型コロナ対策は全くのまやかし。感染をいかに封じ込め、感染爆発を防ぐのかという点において、国民に対して「人と人との接触 8割減」と言うだけで、医療的な対策は全く講じられていない。これでは、竹槍を空に向かって突き上げているようなもので、結局、新型コロナウイルスが過ぎ去るのを待つしかない。空襲を生き延びられるかもしれないが、死ぬかもしれない。結局それは運任せ。

 そして上級国民は、世間とは隔絶した静かな室内で犬と戯れて、庶民が殲滅されるのを見て見ぬふりするばかり。永寿総合病院は慶應大学病院とつながっており、その内実は明らかにされない。永寿総合病院を発信源に、東京中、そして日本中に新型コロナウイルスが撒き散らされようとしている。われわれはこの状況から自分のいのちを、自分で守らなければならない。「自分で考え いのちを守れ!」のタイトルはまさにそのとおり。そうでないと「その先の未来」は訪れないかもしれない。

 で、そうは言っても、素人のわれわれに今できることは「人との接触を極力避ける」ことくらいしかない。これを専門家会議は「8割削減」と言い、西浦教授は「本当は6割」と言い、先日の安倍首相の会見では「7割削減」と言った。6割でも、7割でも、8割でもいいけど、これってどうやってカウントするの? それがわからない。周りの人に聞いてみたら、ある人は「人数でしょ」と言い、ある人は「接触時間でしょ」と言う。

 人数にしろ、接触時間にしろ、それは2m以内の距離範囲に侵入した人の数や時間を計ればいいのか。面と向かって対峙した人なのか、会話した人なのか。相手がマスクをしていれば0.5掛けとか? さっぱりわからない。それで結局、庶民は漠然と「8割は厳しい」とか「在宅勤務で隔日出勤なら5割かな」とか、ある意味、いい加減にこの数字を捉え、場合によっては都合よく解釈し行動している。

 いや別に私は「何をどうやって計測するのか、明らかにせよ」と言いたいのではなく、言いたいことは「そもそも政府や専門家会議の側も何割だろうと大して意味はないのではないか」ということだ。彼らが言いたいのは結局、「感染したのは人との接触を8割まで削減しなかったあなたのせい」という形で「自己責任」を前面に押し出し、政府等へ非難が集中しないための予防線ではないのか。

 だから、上のYouTubeの中で児玉龍彦先生は、「引きこもって何もしない政治家や官僚、富裕層、大企業、大学に期待せず、まず自分で考え、自分の命を守れ」と言っている。さらには「社会の中で何が貢献できるか、自分で考えて社会を守れ」とも。後段はすぐには答えが見つからないが、まずは自分の命を守ること。そう努めることにしたい。