とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

主治医に気管カニューレの不具合について伝える。

 「また最初の病院に逆戻りしてしまった。」から続く。

  • 7月11日に記す

 9日の夜になって、再入院した際に、主治医に気管カニューレの不適合について伝わらなかったのではないかという思いが募ってきた。よく眠れないまま朝になって、1日、悶々として過ごした。夕方面会に行くと、筆談に戻ってしまった妻が「話がしたい」と書く。「先生に説明して」とも。「わかった。明日、話をするよ」と伝えた。帰り際には看護師に「主治医に話がある」と希望を伝えた。

 その夜は「先生になんて言おうか」と考えて、また眠れなかった。翌日、病院からの電話を待つが、待ちきれず、10時にこちらから電話をすると、対応した看護師には前日に伝えたこちらの希望は伝わっていなかった様子。「主治医と調整の上、電話をします」ということなので、携帯電話の番号を伝えた。主治医がその日は午前中、外来の担当なのはわかっていたので、連絡は午後になるだろうとは思っていた。しかし午後になっても電話がない。

 15時になって待ちきれず、再度こちらから電話をした。「まだ先生は外来対応しています」と言う。「明日になってもいいですか」と言うので、「電話でいいから、今日、話がしたい」と伝える。しかし結局、17時まで待つが、電話がない。今日は無理かなと思いつつ、家に帰る。夕食の準備などしていると、18時半位に携帯電話が鳴った。主治医から直接電話。

 入院時に不在だったと思ったのか、現状と治療方針を得々と話をされるが、それは私も聴いている。最後に「何か聞きたいことがありますか」と言うので、ようやく、耳鼻咽喉科を受診時に聞いた気管カニューレの不具合について話をすると、「それはカルテを読み、確認しました。現在、代わりのカニューレについて調整しているところです」と言われる。そう言われれば何も言うことはない。「それではよろしくお願いします」と言って、電話を切った。

 そしてその直後に娘が帰ってきたので、一緒に病院へ面会に行く。何と、妻は、ナースステーションの中で、ビニル袋の準備をしていた。「テレビカードがほしい」とも言う。と言ってもすべては筆談だが、筆談用の紙も裏表3枚ほどビッチリと書かれている。思ったよりも元気そうだ。よかった。元気でないのは僕のほう。テレビカードを買って、挿入しても映らない。コンセントがつなごうとしたら、テレビの前に置いてあったお茶のコップを倒してしまった。あわてて看護師を呼び、迷惑をかける。帰りに駐車券を忘れて、取りに戻る。家に帰れば、調理も失敗。やることすること、うまく行かない。それでも妻の機嫌がよければ文句はない。来週になればまた転院できるだろうか。これでも少しずつ前進しているのだろうか。

 「ようやく気管カニューレが取れる!」に続く。