「コロナ禍で再び面会禁止。介護認定調査も立ち会えず。」からの続き。
- 8月24日に記す。
先週木曜日の20日に、在宅でZoomを利用した主治医説明があった。娘も職場から参加。妻はZoomで接続して最初に「いつ帰れるの?」と声を上げたが、その後は主治医の隣でおとなしく座っていた。まず主治医から、入院後2週間の経過と現状の説明があった。食事はしっかり取れており、血液検査等の数値も問題ないとのこと。入院当初は少しの時間も落ち着いて座っていられなかった妻も、最近はだいぶ集中力が続くようになってきた様子。
その後、リハビリのスタッフが入れ代わり立ち代わり、それぞれの状況を説明していただいた。まず、歩行の様子を動画で見せてくれた。なんと、歩行補助具を使うことなく歩いている。それだけでなく、階段の上り下りもできる。すごい。でも、左を見たり、左に曲がったりするのは苦手なようで、向きを変える時にふらつくことがあると言われた。また、作業も、塗り絵や押し花、単純計算も得意。タオルの片付けなども手伝っているとのこと。ただ、何かに気を取られると、これまで行っていたことを忘れてそちらに固執してしまう傾向があり、やはり高次脳機能障害は出ている。
一連の説明の後、質疑応答があり、今後の方策について話をする。いろいろな提案もあったが、結局、毎週土曜日、リハビリの際に画像で連絡を取り合うことになった。しかし妻はガラケーしか持っていない。その後、相談員とメールでやり取りをし、携帯のテレビ電話機能を使うことにした。
そして最初の土曜日、22日の9時に病院からの電話を待つ。ところが、なんとガラケーには内向きのカメラが付いていなかった。これではただに音声電話だ。妻のタブレット(iPAD)はWifi仕様で、単独では使用できない。病院のアクセスポイントは、患者の使用はできないということなので、モバイルルーターも持ち込む必要がある。リハビリの方と相談し、タブレット(iPAD)とモバイルルーターを来週の洗濯物の交換の際に渡し、それを使って連絡を取り合うことになった。結局、その日は妻と音声で話をしたのみ。「がんばってね」
その後、iPADとモバイルルーターを充電。使い方についての説明書を作った。なかなか思うようにいかない。こんなことをやっている間にも、次第に退院の時が近付いてくる。まずは介護認定の結果を待とう。それから退院後のことを考えよう。
「介護認定通知が来た。『要介護2』。そしてLINEでビデオ通話。」に続く。