3位ながら首位マンUとの勝ち点差はわずか3。勝てば再び首位に立つ可能性があるレスター。対する相手はアンチェロッティ監督率いるエヴァートン。レスターとは勝ち点差6の6位だが、試合消化数は2試合少なく、実質並んでいるとも言える。ハメス・ロドリゲスを中心とする攻撃は魅力的だ。エヴァートンの布陣は4-4-2。カルバート・ルーウィンとハメス・ロドリゲスがトップに並び、右SHにリシャルリソン、左SHディニュ。ボランチにトム・デービスとアンドレ・ゴメスが並ぶ。DFは右SBホルゲート、左SBにゴッドフリー。CBはマイケル・キーンとミナ。GKはピックフォードが守る。対するレスターはバーディーが欠場して、ペレスとマディソンがFWに入る4-4-2。他はいつものメンバー。ティーレマンスとエンディディがダブルボランチで並ぶ形。
前半序盤はレスターが優勢。10分、左SHバーンズがドリブルで仕掛けて倒されたFKをFWマディソンが直接狙うが、壁に当たる。12分にはCHティーレマンスがドリブルで上がり、FWマディソンがヒールで落として、左SHバーンズがミドルシュート。14分にも左SHバーンズの戻しをFWマディソンがシュート。バーの上に外した。レスターはマディソンとペレスが中盤に下がってプレーする。エヴァートンのチャンスはようやく15分、左SHディニュがCHデービスとのワンツーで左サイドを駆け上がり、ゴール前に走り込んだ右SHリシャルリソンにクロス。しかし手前でDFがクリア。続くCKの流れからCHデービスがミドルシュートを放つが、枠は捉えられなかった。
その後はお互い攻め合う互角の展開が続く。そして30分、CHアンドレ・ゴメスから左に展開。左SHディニュが落とすと、これを受けたFWハメス・ロドリゲスが前に走り込んだFWカルバート・ルーウィンにパス。これをカットしたCBフォファナだったが、こぼれ球が再びハメスの下へ。今度は軽くフォファナを外して、右ポストに当たるミドルシュート。そのままゴール内に転がり込んだ。エヴァートンが先制点を挙げた。その後は攻めるレスターに対して、エヴァートンも球際厳しく守り、攻める。42分、レスターはエンディディが負傷。メンディと交代したが、そのまま互角の展開は変わらず。前半はエヴァートンの1点リードで折り返した。
後半は1点ビハインドのレスターが積極的に攻めていく。5分、ショートCKからFWマディソンのパスを右SBカスターニュがスルーパス。左SHバーンズが抜け出しシュートを放つが、GKピックフォードがナイスセーブ。はね返りを左SBジャスティスがシュートするが、ポスト右に外れた。13分にはFWペレスの仕掛けで得たFKをFWマディソンが直接狙うが、これも壁にはね返される。さらに20分、FWマディソンの縦パスに走り込んだ右SHオルブライトンのクロスに左SBジャスティスが走り込むが、手前でGKピックフォードがセーブ。21分、CHティーレマンスのスルーパスにFWマディソンが走り込むが、DFがクリア。そして22分、右サイドからのCKがファーに流れ、CBエヴァンスが落とすと、左SHバーンズがつないで、CHティーレマンスがミドルシュート。これが決まり、ついにレスターが同点に追い付いた。
23分、レスターは右SHオルブライトンに代えてウンデルを投入。その後も攻めるレスター。30分、CHティーレマンスの縦パスからFWペレスがシュート。31分、FWマディソンがミドルシュート。32分には右SHウンデルがドリブルで持ち上がり、シュートを放つ。再度勝ち越したいエヴァートンは35分、右SBホルゲートを下げて、右SHにイウォビを投入。ゴッドフリーを右SBに回し、ディニュを左SB。リシャルリソンを左SHに回す。レスターも32分、CBエヴァートンを下げて、ソユンジュを投入。守りを固める。
エヴァートンは40分、ハメス・ロドリゲスに代えて左SHにシルグズソンを投入。すると42分、左SHシグルズソンのCKにFWリシャルリソンがヘディングシュート。44分にはFWリシャルリソンが左に流し、左SHシグルズソンの戻しを左SBディニュがクロス。FWカルバート・ルーウィンがヘディングシュートするが、わずかにポスト左に外す。直後にはカルバート・ルーウィンを下げて、右WBにコールマンを投入。3-4-3の布陣にしてさらに攻めていく。逆にレスターも45分、左SHバーンズのパスからFWマディソンが反転シュート。だがDFに当たる。最後までよく攻め合う厳しい戦いが続いたが、結局このままタイムアップ。1-1でドローに終わった。
今節、混戦リーグを象徴するように、首位マンUが最下位シェフィールドに敗戦。2位マンCは順当に白星を重ね、ついに首位に躍り出た。レスターの3位は変わらないが、2位マンUとの勝ち点差はわずか1となっている。一方、エヴァートンはウェストハムに抜かれ、順位を7位に下げたが、4位に上がったウェストハムとの勝ち点差はわずかに2ポイント。まだまだ混戦が続く。次はトッテナム対リバプール戦を観戦しよう。
