とんま天狗は雲の上

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コロナ禍時代の広報―わが市には知恵者の職員がいる。

 今朝、新聞を開いたら、わが市の高齢者向けワクチンの集団接種の受付が昨日から始まり、「即日、予約受付は終了になった」と書かれていた。えっ! そんな受付をしているなんて、知らなかった。4月に960人分の抽選予約受付をした時は、郵送で予約方法の案内があったので、今回も当然、郵送で連絡があるものと思い込んでいた。

 そう言えば、GW中に市の広報が配布されていたが、いつものように中を開くこともなく、そのまま保管ボックスに放り込んでしまった。改めて今月号を開くと、1ページ目に大きく、予約方法と開始日時が記載されている。やはり本当の(!)高齢者は、市の広報もしっかり目を通しているのだ。64歳のにわか高齢者(今年度中に65歳以上になる人は高齢者扱い)は、まだまだ高齢者と名乗るには早過ぎたようだ。

 それにしても、前回、抽選による予約方法を郵送で案内しておきながら、先着順予約は他市の混乱ぶりに学んだか、郵送はせずに市の広報だけで済ますとは、市役所にはよほどの知恵者がいたに違いない。愛知県は12日から緊急事態宣言が発令されるが、今朝の新聞には「図書館などの施設も12日から休館する」旨の記事も掲載されていた。

 昨年と今年1月の緊急事態宣言の時は、休館の3日前には告知があったので、あわてて借り出しに走ることができた。今回は何と、前日の告知。今回の緊急事態宣言は水曜日から始まるが、3日前は日曜日。月曜日は図書館が休み。告知が前日となったのはそのためだろうか。ここにも市役所の知恵者がいた感が拭えない。ちなみに職場の同僚は、緊急事態宣言が発表された時点で、図書館が休館になると判断し、「日曜日に借りられるだけ借りた」とのこと。さすが! 私もそう考えなければいけなかった。

 もっとも、コロナワクチンは集団接種の方が感染の恐れが高いと思うので、かかりつけクリニックでの個別接種にするつもりだったし、本も最近は仕事が忙しく、返却期限に追われる状況が続いているので、休館になって返却期限が延びた方がうれしかったりする。支障はないのだが、それにしても不意打ちを突かれて驚いた。わが市には知恵者の職員がいるようだ。