とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

AFC女子アジアカップ グループC第2節 ベトナムvs.日本

 初戦はミャンマー相手に後半、ゴールを重ね、5-0で勝利した日本。第2節は韓国が3-0で勝利したベトナムが相手。韓国以上のゴールを期待したい。ベトナムの布陣は5-3-2。フイン・ニューをトップに、グエン・ティ・バンがトップ下。中盤は右からチャン・ティ・トゥイチャン、ズオン・ティ・バン、グエン・ティ・トゥエットズンが並ぶ。DFは右WBにグエン・ティ・タインニャー、左WBグエン・ティ・ミーアイン。CBは右からチャン・ティ・フオンタオ、チュオン・ティ・キエウ、チャン・ティ・トゥ。GKはチャン・ティ・キムタイン。ちなみにベトナム人の名前は、姓・ミドルネーム・名の順で、女性の場合、ミドルネームは「ティ」のことが多い。また、名で呼び合うのが一般的なのだそうだ。以下、GK以外、名前を書くことも少なそうだが、名を書くことにしよう。

 対する日本の布陣は4-4-2。田中美南と菅澤の2トップに、右SH成宮、左SH遠藤。ボランチは猶本と隅田。DFは右から右SB清水、CB熊谷、CB高橋、左SB乗松。GKは田中桃子。ミャンマー戦から8人を代えてきた。

 ミャンマー戦同様、序盤から日本が攻め続ける展開。4分、CH猶本のサイドチェンジから右SH成宮がミドルシュート。6分、右SH成宮が右から中へ仕掛け、CH隅田がミドルシュートを放つ。でもなかなかFWにボールが入らないなあと思っていたら、12分、FW田中美南ミドルシュートを放つ。その後はしばし停滞。24分、左SH遠藤のCKがファーに流れ、SH成宮がシュートを放つが、うまく当たらず、左へ外す。25分、猶本のCKのクリアのこぼれをFW菅澤がシュートするが、GKキムタインがキャッチする。

 28分、左SB乗松のクロスにCH猶本がボレーシュート。しかしこれもGKキムタインがナイスキャッチ。29分、CB熊谷の縦パスを下がって受けたFW田中美南がスルーパス。抜け出した右SH成宮がクロスを入れ、CH猶本が飛び込むが、シュートは打てない。33分には左SH遠藤のスルーパスに抜け出したFW田中美南がシュート。だがこれもGKキムタインがナイスセーブする。

 なかなかゴールが決まらない日本だったが、ようやく38分、左SB乗松のミドルシュート気味のクロスをGKキムタインが弾いたところに右SH成宮が詰めて、シュート。日本が先制点を挙げた。30分過ぎ位から積極的に楔のパスを打ち込んで、ようやく結果につながった。39分にはFW田中がエンドライン際を持ち込んでシュートするが、これはサイドネット。45+1分、CH隅田のミドルシュートも枠の外。前半はこのまま終了した。

 後半最初、ベトナムはトップ下のバンをファム・ハイ・イエンに交代する。日本も菅澤を下げて、トップ下に宮澤を投入。田中美南をワントップに置く4-2-3-1に布陣を変更する。これでFWの役割が明確になったか、日本の攻撃がスムーズになってきた。4分、CF田中美南から左に流して、OH宮澤がシュート。そして5分、CH猶本のFKにCF田中美南がヘディングシュート。GKキムタインがファインセーブで弾いたボールがポストに当たってはね返ったところをCB熊谷がシュート。日本が追加点を挙げた。

 すると10分、日本は初戦から連続先発の熊谷と清水を下げて、右SB宝田、左SBに宮川を投入する。乗松をCBに下げて、高橋と並べる。そして13分、左SH遠藤が仕掛けて得たFKをCH猶本が蹴ると、CF田中がニアで潰れて、ファーに流れたボールを右SH成宮がシュート。3点目を挙げた。成宮はこの日2点目。17分には左SB宮川のクロスを受けたCF田中が反転してミドルシュート。これはGKキムタインにセーブされた。直後の18分、CH猶本を下げて、長野を投入する。27分、左SH遠藤のスルーパスにCF田中美南が抜け出してシュート。これもGKキムタインのナイスセーブに防がれた。結局、田中美南にゴールはなかったが、よく動いてトップでゲームを作っていた。

 30分、ベトナムが一瞬のスキを突いてOHハイイエンが走る。シュートを放つが、GK田中桃子がセーブ。このゲーム、ベトナム唯一のシュートを放った。その直後、日本はCF田中美南を下げて、植木を投入。ベトナムもアンカーのバンを下げて、レ・ティ・ジエム・ミーを投入する。33分、CH長野の縦パスから左SH遠藤がスルーパス。OH宮澤が走り込み、シュートを放つがポストの右。37分、左SH遠藤のアーリークロスに右SH成宮がヘディングシュートも枠を捉えられない。44分にはCB乗松のフィードにCF植木がヘディングシュート。だが終盤は日本も動きが落ちて、漫然と時間が過ぎていった。そしてタイムアップ。3-0。第2節も無事ベトナムに勝利した。

 さて、次はグループリーグ最大の敵、韓国が相手。韓国はミャンマーに2-0で勝利。これで日本と韓国のグループリーグ突破が決まった。また、得失点差で、最悪各国と引分けても日本がグループ首位で抜け出せる。とは言っても、やはり勝利が欲しい。熊谷と清水を途中で交代したのは韓国戦に向けた温存だろうが、他は誰を先発させるのだろうか。ここまでのところ、田中美南、成宮、猶本、長谷川らの動きがいい。あとは長野、宮澤、南、三宅といったところか。次のゲームも楽しみにしよう。