とんま天狗は雲の上

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J1リーグ第27節 名古屋グランパスvs.ガンバ大阪

 前節、最下位のジュビロに勝利して、これで4試合負けなし。順位は10位ながら、8位まで勝ち点差2まで上がってきた。今節は17位のガンバが相手。松田浩監督に交代したが、前節はサンフレッチェに2-5で敗戦。7試合勝利がない。ここはしっかり勝利して、順位を上げていきたい。

 グランパスの布陣は3-4-3。永井をトップに、右FWマテウス、左FW重廣。稲垣とレオシルバとダブルボランチに、右WB森下、左WB相馬。CBは中谷、藤井、丸山。GKはランゲラック。前節と同じ先発だ。一方、ガンバの布陣は4-4-2。レアンドロペレイラとパトリックの2トップに、右SHファンアラーノ、左SH食野。ボランチにダワンと齊藤未月。DFは右SB高尾、左SB黒川。クォンギョンウォンと三浦のCBにGKは東口。この夏に加入したファンアラーノと食野が左右のSHで先発。ベンチには鈴木武蔵が控える。

 開始3分、CH稲垣からのフィードにCF永井が抜け出し、GKと一対一。だがループシュートはGK東口がキャッチした。ガンバはそこからカウンター。前線でFWパトリックが収めると、倒れながら右に流す。右SHファンアラーノはパトリックが立ち上がったタイミングでパスを入れると、パトリックがフリー。落ち着いてシュートを決めた。開始早々、ガンバが先制点を挙げた。

 6分には右SHファンアラーノのFKからCHダワンがヘディングシュート。グランパスも11分、FWマテウスのクロスにFW重廣が走り込むが、届かない。逆に12分、左SH食野のスルーパスにFWパトリックが抜け出し、落としをFWレアンドロペレイラがシュート。ネットを揺らす。だが、これはパトリックの位置がオフサイドグランパスは助かった。

 その後は守備を固めるガンバになかなかグランパスが攻めきれない。23分、左WB相馬からの斜めのパスにFWマテウスが走り込むが、CBクォンギョンウォンがクリア。右WB森下のクロスにCH稲垣がミドルシュートを放つが、枠は捉えられない。36分、FWマテウスミドルシュートもポストの右。44分、右WB森下から左サイドへ大きくサイドチェンジ。WB相馬がミドルシュートを放つが、GK東口がわずかに触って、ポスト右へ外れた。前半はこのまま終了。ガンバの1点リードで折り返した。

 後半もグランパスが攻めようとするが、ガンバの守備が堅く、攻めあぐねる。すると早くも8分、重廣とレオシルバを下げて、右IH仙頭と左IH内田を投入。稲垣をアンカーに置いて、マテウスをFW。3-5-2の布陣に変更する。10分、左IH内田の縦パスに走り込んだCH稲垣からの落としを内田がシュート。だがCBクォンギョンウォンがブロックする。その後、FWマテウスが左サイドにパスが出すが、相馬の位置がオフサイドで受けられないのを見るや猛然とライン際に走っていく。しかし身体を捻ってピッチへボールを蹴り込んだ際に左膝を痛めてしまう。19分、マテウスはレオナルドと交代した。

 その前の15分、ガンバはファンアラーノのCKのクリアをFWレアンドロペレイラがシュート。これがグラウンダーでゴール左隅に転がり、ネットを揺らした。追加点かと思ったら、球筋にいた右SB高尾が左足を踏み出し、シュートに関与したとしてオアフサイドの判定。とりあえず救われた。だがグランパスのゴールは遠い。22分、右WB森下のスルーパスにFWレオナルドが走り込み、クロスにFW永井がシュートするも、DFがブロック。27分、グランパスはダワンとレアンドロペレイラを下げて、CH奥野とFW鈴木武蔵を投入する。35分、FWレオナルドのシュートはGK東口がキャッチ。39分には左IH仙頭からのサイドチェンジを右WB森下がヘディングで折り返し、FWレオナルドの落としを右IH内田が繋いで、CB丸山がシュート。だが大きくふかしてしまう。

 40分、ガンバはファンアラーノを下げて、左SH山見。食野が右SHに移る。グランパスも稲垣に代えてCH永木、相馬に代えて宮原を投入した。内田が左WBに回り、宮原が右IH。42分、CH永木のFKはGK東口がキャッチ。そして42分、GK東口からのフィードを受けたFW鈴木武蔵がうまくボールを動かして、反転からミドルシュート。これがゴールに突き刺さる。ガンバがついに追加点を挙げた。その後はグランパスも攻めるが、ガンバのゴールを脅かすこともできない。結局このままタイムアップ。0-2。完敗だ。

 開始3分の先制点が痛かった。その後は守りを固めたガンバの守備を最後まで崩せなかった。そしてマテウスのケガも心配だ。次節はアビスパ。そしてヴィッセル。その後は延期となったフロンターレとの対戦が待っている。上を見ればキリがない。下を見れば降格争いをしていたエスパルスが勝ち点差2に迫っている。落ち着いて一戦一戦戦っていくしかない。粘り強く戦っていこう。