とんま天狗は雲の上

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パリ五輪アジア2次予選(女子)グループC第1戦 日本vs.インド

 オリンピックのアジア予選が始まった。今回のレギュレーションは2次予選を勝ち上がった4か国のうちの2チームがオリンピックに出場できるというもので、ホーム&アウェイで決める最終予選は厳しいが、2次予選の相手はインド、ウズベキスタンベトナム。勝ち上がって当然の相手だが、日本はほぼベストメンバーを招集。弱者でも手を抜かない。

 日本の布陣は4-3-3。田中美南をトップに、右WG猶本、左WGにアジア大会で活躍した中嶋淑乃。中盤は熊谷をアンカーに、右IH杉田、左IH長谷川唯。DFは右SBに守屋、左SB三宅。高橋はなと石川のCBにGKは平尾。対するインドの布陣は3-5-2。タマンとバラデヴィの2トップ。中盤はサニタをアンカーに、右IHカシレサン、左IHシルキーデヴィ。右WBチバー、左WBサンジュ。CBは右からラニ、スウィーティデヴィ、アシャラタデヴィ。GKはフーダ。

 開始36秒、CF田中美南ミドルシュートを放つと、これは右ポストを叩く。その後も日本が圧倒的にボールをキープし、攻めていく。5分、CH熊谷からのパスを右IH杉田が縦に送ると、右SB守屋が走り込んで、クロス。CF田中の落としをCH熊谷がシュート。それでもインドはマイボールになればカウンターを狙う。6分、CKのチャンスからサニタがミドルシュートを華tts。

 その後も攻め続ける日本は16分、右WG猶本のCKをCB石川がヘディングシュート。そして17分、CH熊谷が右IH杉田とのワンツーからCF田中に縦パスを入れると、落としを左IH長谷川が軽く切り返しを入れてDFをかわして左に流すと、左WG中嶋が受けてシュート。これがゴールに飛び込む。日本が先制点を挙げた。23分には左IH長谷川のスルーパスに左WG中嶋が走り込み、仕掛けてからの戻しのパスをCH熊谷がミドルシュート。しかしGKフーダがキャッチ。26分には左SB三宅の縦パスを受けたCF田中がCHサニタに倒され、PA手前でFK。これを右IH猶本が直接狙うが、わずかにバーの上を越えていった。

 その後は守備を固めるインドに対して、なかなかシュートまで行けない。45+5分、左WB中嶋のミドルシュートはGKフーダがキャッチ。さらに右IH杉田がボレーシュートを放つが、CBスウィーティデヴィが顔でブロック。前半は日本の1点リードで折り返した。

 すると後半頭、日本は杉田に代えて右IH林を投入。インドもFWバラデヴィを下げて、ググロスを投入する。そして2分、右IH林のパスを受けて、CF田中がシュート。DFがブロックしたが、こぼれ球を右IH猶本とDFが競り合って右に流れると、右SB守屋がクロス。左IH長谷川と左WG中嶋が飛び込み、中嶋がシュート。日本が追加点を挙げた。4分には右WG猶本がミドルシュート。GKフーダの弾いたボールはバーに当たる。6分には右WG猶本のクロスからCF田中が胸トラップしてシュート。7分、左IH長谷川のミドルシュートは左に外れる。

 その直後、日本は熊谷と長谷川を下げて、CH長野と右WG清家を投入。猶本を左IHに下げる。そして8分、CB高橋の縦パスを受けたCF田中が右に流すと、右WG清家がシュート。DFブロックのこぼれ球を右IH林がシュート。日本が3点目。さらに9分、右WG清家のクロスをCF田中美南がニアに飛び込み、ヘディングシュート。日本が4点目。スーパーシュートだった。さらに11分、左WG中嶋が仕掛けて、中へ送ると、CF田中の戻しを右SB守屋がシュート。日本が5点目を挙げた。さらに13分には左IH猶本がCH長野とのワンツーで走り込み、ミドルシュート。しかしこれはGKフーダがキャッチした。

 14分、インドはカシレサンとシルキーデヴィに代えて、FWダンメイと右IHプリヤンカダヴィを投入する。タマンが左IHに下がって、FWはググロスとダンメイの2トップ。18分、左WG中嶋のクロスから右SB守屋がミドルシュート。19分には田中美南をCF千葉に交代した。インドもケガのチバーを右SBパンナに交代する。25分、左WB中嶋が再び仕掛け、クロスに右WG清家がヘディングシュート。そして28分、左WG中嶋がCH長野とのワンツーで抜け出し、クロスをCF千葉がスルー。後ろから右WG清家がシュート。日本、6点目。31分にはCKの流れから、左IH猶本のクロスに左SB三宅がヘディングシュート。

 33分、高橋に代えて、左SBに遠藤を投入。三宅がCBに下がる。そして37分、CH長野からパスを左SB遠藤がスルーパス。左WG中嶋が走り込み、戻しを左IH猶本がシュート。日本が7点目を挙げた。40分、インドはサンジュに代えて、左WBチャヌ。42分、左IH猶本のCKをCF千葉がフリック。CB三宅がヘディングシュート。45+5分には左SB遠藤のCKにCB石川がヘディングシュート。だがGKフーダがキャッチ。そしてタイムアップ。7-0。日本の圧勝で2次予選は順調にスタートした。

 左WG中嶋がいい。右SB守屋も積極的に駆け上がり、存在感を示した。でも熊谷や長谷川が出場するのはあまりに贅沢。次は開催国のウズベキスタンが相手。FIFAランクは50位ながら、初戦では34位のベトナムに1-0で勝利している。よもや負けることはあるまいが、この調子を維持してほしい。次は誰が先発、活躍するか。楽しみにしよう。