とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

首位サンフレッチェに3バックで挑んだFC東京。そして勝利!

 2万人を超えるサポーターの声援に迎えられたサンフレッチェ。対するFC東京はナント3バックで挑んできた。高橋を中央に加賀と森重。長谷川と米本がボランチに入り、WBは右に椋原、左に徳永。FWはルーカスのワントップに梶山と石川がシャドーで控える。
 サンフレッチェの3トップを3人のバックで徹底的に抑えていく。が、攻撃性ではサンフレッチェが1枚上。森脇と高萩が流動的に動いてFC東京を揺さぶる。16分、森脇のドリブルからクロスを受けた高萩がワントラップからボレーシュート。その後も静かにパスを回して隙を窺う両チーム。
 28分、高萩から右に大きく展開すると、ミキッチが追い付いてクロスに青山がヘディングシュート。権田がナイスセーブではね返すと、拾った青山がゴール前の高萩に向けてクロスを入れる。CB加賀が手前でクリア。35分には高萩のスルーパスに佐藤が抜け出すが、クロスはDFがクリア。FC東京の守備が堅い。
 攻めては39分、石川のCKに高橋がヘディングシュート。GK西川がナイスセーブ。ロスタイムにはショートCKから石川のクロスに長谷川アーリアジャスールがヘディングシュート。GK西川が飛び上がってキャッチ。ナイスセーブでサンフレッチェも得点を許さない。
 緊張したゲームが続いた前半戦。後半に入ると4分、さっそくゲームが動いた。梶山のパスを受けたルーカスが詰めた森脇の股下を抜くミドルシュート。これがゴールに決まりFC東京が先制する。
 その後はサンフレッチェが反撃する。7分、佐藤のFK。15分には森脇のミドルシュートにGK権田がナイスセーブ。バーを叩く。FC東京は18分ヴチチェビッチ、23分エジミウソンを投入。攻撃はルーカスを含めて3人の外国人でカウンターを狙うと、残りの人数で守備を固める。サンフレッチェは14分森崎浩司、26分石川を投入。
 34分、高萩のスルーパスに佐藤が抜け出しシュートを放つが、ファーに外す。佐藤らしからぬシュートミス。44分、青山の縦パスを佐藤が受けて、高萩のポストから森崎浩司ミドルシュート。枠に入らない。ロスタイム3分、森崎浩司のクロスに佐藤が飛び込むが、わずかに触るもののゴールに入らない。ロスタイム4分にはファンソッコのドリブルからクロスに石川が走り込むが、またもシュートが入らない。
 結局3バックが見事にはまったFC東京が変幻自在なサンフレッチェの攻撃を抑えきり、ルーカスの一発、1-0で逃げ切った。
 後半はさすがに眠気に襲われる時間もあったが、緊張感あふれる好ゲーム。サンフレッチェもこれからはこうした痺れるゲームが続くのだろう。それにしてもFC東京の3バックはよかった。これからもこのフォーメーションを続けるのだろうか。