とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

今シーズンのインテルはそこそこやりそうだ。バランスと効率性。

 セリエAも開幕。インテルの初戦は2部1位で昇格したペスカーラ。初めて聞くチーム名。選手も初めて聞く名前ばかり。対するインテルもメンバーがかなり変わった。ルシオマイコンジュリオ・セザールフォルランパッツィーニが抜けて、代わりにカッサーノ、ガルガーノとCBにシルベストレが入った。GKはカスティラッツィ。そして長友はいつもの左SB。右SBにサネッティが入って、もう一人のCBは若いラノッキア。ガルガーノをアンカーに左右にグアリンカンビアッソが並び、攻撃はミリートをトップにカッサーノスナイデル。この4-3-3がバランスがいい。
 序盤、ホームのペスカーラが攻めていくが、インテルが危なげなく受けて守る。すると17分、サネッティのスルーパスミリートが抜け出して、ダイレクトでクロスを入れるとスナイデルが走り込みシュート。初めてのチャンスできっちりとインテルが先制する。
 さらに19分、スナイデルのスルーパスカッサーノが抜け出し、クロスにミリートが流し込む。あっという間に2点目。これでがっちりインテル・ペース。長友とサネッティの両SBが高い位置を保ち、トリプル・ボランチとCBで中央を守る。攻めても左は長友とカンビアッソスナイデルで変幻自在にポジションを変えていく。ガルガーノの献身的な守備も効いている。
 31分、長友と擦れ違うようにペスカーラの右MHカプラーニが上がってシュートを打たれる。だが36分には長友がドリブルで上がり右SBザノンをかわしていく。43分、ザノンのクロスにCMカショーネがヘディングシュート。だがGKカスティラッツィが好セーブ。2-0で前半を終えた。
 後半に入るとインテルはバランスを重視して無理はせずにゲームをコントロール。14分、カウンターからスナイデルがドリブル。カッサーノが落とすとガルガーノが前へ。グアリンがつなぎミリートのスルーパスグアリンが抜け出す。GKペリンが思い切りのいい飛び出しでシュートは打たせなかった。
 31分にはカンビアッソからスナイデルがつなぎ、途中交代のコウチーニョのスルーパスミリートが抜け出しシュート。そして36分、グアリンが右に流しミリートのクロスにコウチーニョが走り込みシュート。インテルがダメ押しの3点目を入れる。
 41分には途中交代のリバヤがスナイデルのパスからミドルシュート。今シーズンのスナイデルは調子がいい。カッサーノミリートとの連携もよく、そして何より守備がよさそう。最少得点でがっちり守り逃げ切るイタリアらしいサッカーが見られそうだ。ま、あまり面白そうではないけどね。