とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

町内会長日記(その2)

 第2回理事会の際に、「隣接する小公園の樹木の枝が伸び、カーブミレーを覆っているので、枝打ちしてもらうよう市役所に依頼してほしい」という要望があったという話があった。私も近くの住民から、「小公園の高木から落ちる落ち葉の掃除が大変なので、伐採を要望してほしい」という話を聞いた。それで翌日、市役所の担当課へ電話をすると、カーブミラー回りの枝はすぐに切ってくれたが、「高木の伐採は業者委託が必要になり、他地区の公園整備も勘案して検討するので、まずは要望書を提出してほしい」と言われた。独断で要望書を作成・提出するのは躊躇われたので、しばらくそのままにしておいた。

 まずは日本赤十字の募金集めのための回覧文書を書記担当に作成してもらい、庶務担当がコピーをして各理事に配布。各班の募集活動は各役員がそれぞれの都合で実施する。6月末には各班の募金が集まり、銀行から振り込みをした。しかしその前には、社会福祉協議会の会員募集のための説明会があり、出席する。こちらは9月末が締め切りとのこと。次回理事会でみんなに伝えることにする。

 うちの市には、町内会とは別に自主防災会がある。町内会と兼ねている地区が多いが、うちは設立時に色々あって、各班から有志を募って組織している。非常時に備え、作成している住民全員の名簿は、毎年、町内会で集め自主防災会で管理。その名簿集めも6月中に実施した。そして7月初旬に自主防災会が開催された。町内会長もメンバーに入っており、出席。すると、「備蓄食料と飲料水の賞味期限が来年4月に切れるので、今年度中に購入してもらえないか」と言われる。ちなみに、自主防災会は予算を持っておらず、町内会予算で購入することになる。しかし、今年度の予算には計上されていない。「次回の理事会で検討する」と言って、即答は避けた。

 来年度の集会所修理の補助金申請に向け、今年度は8月末までに事業計画書を提出する必要がある。集会所の修理については、前々年度の理事会で「修理委員会を設置して検討する」こととなっており、前年度の前半に修理委員会の委員を募集したが、誰も手を上げず、結局、理事長がほぼ一人で集会所の状況を調査した。以前より、給水管が漏水しており、修理費の見積りを取ったところ、約28万円だった。しかし、市の補助金は30万円以上でないと対象にならないことから、追加の工事が必要。そこで、屋根瓦の漆喰の修理をすることにして、ただし足場を設置すると高額になることから、足場なしを条件にネットで見積もりを徴収。概ね15~30万円だったので、4月の総会では、「来年度、市の補助を得て、給水管と屋根瓦の修理を概ね50万円で実施することとし、今年度は補助金のための手続きを行う」という旨の決議をした。

 給水管と屋根補修を別の業者に依頼するのも面倒だし、町内に工務店の社長が住んでいることから、その会社へ二つの工事を合わせての見積りを依頼した。しかし、営業氏が言うには「足場なしで屋根工事をすることは安全規定違反になるので、できません」とのこと。そして7月末に提出された見積額は約150万円。ええっ。給水管の工事費だけでも30万円を超えている。

 そこで前年度、給水工事の見積もりを依頼した業者に電話をして、再度、見積もりを依頼する。今年度の顛末を話していたら、「屋根修理もできますよ」と言うので、それも合わせて見積もりを依頼。しかしその前に集会所の現状を確認したいとのことで、屋根業者とともに現地で会うことになった。ちなみに副理事長も同席。するとやはりその業者も足場は不可欠とのこと。ならば、外壁塗装など足場が必要な修理も一緒に実施する内容で見積書の作成を依頼した。補助金については、今年度は市が来年度予算を確保するための調査なので、多めの金額で提出して、補助額を確保しておいた方がよいと考えた。だが「変更は不可」という記述もあったので、念のため、市役所へ電話。「総会での否決等により工事内容と金額が減少することは理由書を提出してもらえばかまわない」との言質を得た。

 8月初めに、第3回理事会が開かれた。自主防災会からの備蓄品購入の要請については、今年度の予算変更には総会招集が必要になること、また多少の賞味期限切れであれば使用はできるのではないかといった意見もあり、来年度予算に計上して、年度開始早々に補助申請と購入を進めることにした。敬老会については「コロナ禍拡大のため、本年度は中止」を決定。集会所修理についてはこれまでの顛末を説明し、現在、依頼中の見積書も踏まえて、多めの金額で事業計画書を提出することで理解を得た。また、社会福祉協議会の会員募集についても協議。募金ではないので、各戸訪問し、説明の上、会費徴収をすることで決定した。

 以上の内容で書記担当が議事録を作成。確認の上、庶務担当でコピーをして各班回覧した。暑い日が続くので、社会福祉協議会の会員募集は9月になってからにして、8月中は集会所の修理案件に注力することにした。