とんま天狗は雲の上

サッカー観戦と読書記録と日々感じたこと等を綴っています。

HCUに移る

 「気管切開手術を受けるとのこと」からの続き

  • 5月23日

 先週の金曜日に説明を受けて1週間。週半ばにも手術と言っていたので、その時に連絡があるかと思ったが、いつまで待ってもない。ひょっとして手術をしていないのかも。それにしても1週間もしたら説明が欲しい。そう思いつつ1週間が経ってしまった。

 金曜日の夜、娘が妻の友人からメールを受け取った。ご主人が同じ病院で働いており、業務中にICUで妻と会ったとのこと。まだ口に挿管をしていたが、合図をしたら反応があったということで、とりあえず無事なようだ。やはり、「連絡がないのは順調な証拠」か。少しホッとしつつも、翌日には協会けんぽから届いた限度額適用認定証を持っていこうと思った。

 それで、土曜日。午前中、携帯電話が鳴った。出ると、若い男性の看護師。まだ新米なのか要領を得ないのだが、まずは「ICUからHCUに移動になった」ということ。そして、先に連絡のあった気管切開術は来週の水曜日に手術予定だということ。「行ったほうがいいか」と聞いたが、「必要ない」という答え。「手術後の状況説明はしないのか」と思ったが、「まだ面会は禁止なので、必要なら電話します」という意味のことしか言わなかった。正直、ポンコツ看護師。でも水曜日なら娘も在宅勤務日なので、何かあればすぐに動ける。できれば手術は中止ということになればいいのだが。

 それでもHCUと言えば、一般病棟へ移る前段階ということで、やはり順調に推移しているのだろう。午後、病院へ限度額適用認定証を持っていくと、娘が手紙を渡したいと言い、HCUの担当看護師に会って依頼した。目はうっすら開けているとのことで、「読めないようなら、読み聞かせますよ」と言ってくれた。娘の手紙は便箋2枚にびっしり。「そんなの書くなら、言ってくれよ」と思わないでもないが、娘の気持ちが伝わるといい。そして早く退院しようという気持ちが起きるといい。またしばらく待ち続ける日々が続く。それでも少しずつ回復に向かっているようでよかった。

 とりあえず一命は取り留めたようなので、前から妻が言っていた玄関前に屋外手すりを設置すべく、懇意の工務店の担当者に電話した。来週には来てくれると言う。

  「気管切開手術は無事終了」に続く。